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1週間続いたジメジメ天気から一転、昨日の朝は久々に太陽も顔を出し
ここぞ!とばかりに洗濯物をベランダで干していると、同じ状況の左のお隣さんが
「おはよー、今日は干すわよー」と声をかけてくる。
しかし、右のお隣さん、兼業主婦のママ友のお母さんとは、
こんな風にベランダでおしゃべりをすることは、もうないだろう。

この右隣のママ友は私と同い年で、かつ長男が同じ年。
なので、子供たちは0才から一緒に遊び、庭の垣根を越えて行き来し、
共に幼稚園・小学校に通っている仲だ。

なので、長男が幼稚園に通う前は彼女のお母さんがいつも来ていて、
一緒に庭や公園でおしゃべりしたり、長男が幼稚園に行った後も
雨の中、次男を連れて買い物や市役所に行く用事があると
「私に置いて行っていいよ、ね?おいで~アモーレ💛」と
玄関先から次男を抱っこして連れて行き、その間預かってくれた。
かといって甘々で何でもやらせっぱなしではなく
他人の子でも悪い事はしっかり叱る、筋がビシーっ通った人だった。

彼女が子宮がんの手術をしたのは2年前。
術後の経過はそれなりに順調で、春にはいつも通り歩いているのを見かけ、
かなり痩せたにせよ、それほど悪いようにも見えなかった。
しかし見る回数がだんだん少なくなり、昨年の夏のおらが村の慈善ランチでは
骸骨のように痩せて杖をつく姿を見て、何と声をかけてよいか分からなかった。
ママ友にも、彼女から何も言ってこない限りは聞かないように
いや、今考えると、私自身もショックで聞きたくなかったのかもしれない。

今年からママ友はパートタイムに切り替えて、
お母さんの所に行ってたのは聞いてたけど、詳しいことは聞けなかった。
しかし昨日の朝、一緒に息子たちを小学校に送っていった帰り
「・・・マンマ、寝たきりになっちゃったよ。
 トイレに行くのさえもできなくなっちゃった。
 医者もどうしようもないって言ってる。」と、ママ友がつぶやいた。
それほど自分や身内のことを話すタイプではないのに、
ママ友も毎日辛くて、誰かに聞いてほしいのだと思った。

イタリアで、田舎に住んでいると、更に近所や町の人とのつながりが強い。
私はデメリットよりもメリットの方を感じながら楽しく暮らしているが
関りが深い分、周りの人の病気や訃報へのショックも、かなり辛いものがある。
もうグラツィエッラの姿を見られないと思うだけで、涙が出そうになる。
いつも強くてかっこよかった、彼女にはもう会えない。

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