イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

アート・映画・音楽

ベストセラー小説の映画、「WONDER」を観てきました!

おらが村にはナント映画館があり、子供たちがみたいアニメ映画があれば
内容によっては私たちも見に行きます。
が!一昨日は一体いつぶり?で、アニメ以外を映画館で観てきました。
それは、「WONDER(ワンダー)」
長男の学校の授業で読んでるらしく、長男待望のおらが村での上映!



日本ではこの春に公開予定だそうですが、単純にいい映画でした。
顔に手術の跡がたくさんある少年が中学校から初めて一般の学校に通い出し
そこでのイジメ、友情、成長を描いた映画。
感動させる映画には間違いないのだけど、全く重くなく全体的にほのぼの。
少年だけにフォーカスさせるのでなく、障害のある弟を持ったお姉ちゃんの心情や
家庭に問題のあるその友人など、他の登場人物の描写もあったのがよかったし、
何より私のツボは、お父さん!!
もちろんお母さんのジュリア・ロバーツもよかったけれど、
このお父さんがいるからこそ、全体的に重くならなかったんじゃないかなー。
とはいえ学年末に少年が表彰されるのが、やっぱりなー感があるけれど
ま、それはそうなるよね、ストーリー的に(笑)

子供向けの映画だとは思うけれど、大人にもおススメですよ。


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斜塔だけじゃもったいない!ピサのドゥオモで入って欲しい施設3つ

その3つとは、洗礼堂、シノーピエ博物館、カポサント
斜塔、そしてタダやし大聖堂は入っとこか!と(笑)大聖堂は入る人が多いのですが
この3つはなかなか入る人が少ないのです・・・もったいない!
この3つは、共通チケットで入る数で値段が決まっているのですが、
私個人的にはたった8ユーロでこれら3つに入れるのは大変お得!だと思います。

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まずは、大聖堂の正面にある洗礼堂。
緑の芝と青空に映える、白い宝石箱のような姿も美しいですが
中の洗礼版に施されている彫刻がこれまた素晴らしい!
そして、できるなら毎時0分と30分にまたがるように中に入ってください。
それは・・・



音響効果のある設計になっていることが分かるよう、係員さんが声を出してくれるんですよ。

そしてチケット売り場にもなってる南側の建物が、シノーピエ博物館。

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こんな風に、チケット購入カウンターの上にも展示があるんですが、カウンターからは見えず!
1階のカウンター裏と2階が展示室となっています。

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シノーピア(~エ、は複数形)はフレスコ画の下絵のこと。
遠目では分かりにくいですが、こんな風に朱色の顔料を使っています。

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完成品を見ることは多くても、色がつく前の状態を見るのは面白く
画家の筆跡を見ると、その描いている最中の姿を想像してしまいます。

そして最後は、大聖堂を挟んでシノーピエ博物館の反対側にある、カンポサント。

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外観はなんか入らなくてもいいかな?ていうくらい簡素・・・
実際、私もピサ5回以上来てるのに、昨年の11月に初めて入りました。
入った瞬間に、何で今まで入らんかったんや!と後悔するほどの、この迫力!!

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特にこの写真の奥にある、地獄絵図がリアルでリアルで、
絵の前でしばしじっくり見入ってしまいました。

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フレスコ画以外にもローマ時代の棺や直国なども展示されています。

中は長い長方形で、真ん中に中庭があり、四方は4連窓が内側に並ぶ回廊。
なので、太陽の方向によってはこんな光と影の美しい姿が見られます。

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で、ここは一体何なの?というと、実は墓地。
歩いている床が、お墓になっているんです。

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埋葬されているのは聖職者や著名な人が多いようで
ラテン語で書かれた中世のものから1800年代の近年のものまであります。

この日は9時からドゥオモ広場に来て、斜塔(9時半の予約)、大聖堂、
それからこれらの3つを全て周りましたが、11時半ころには見学終了。
斜塔は予約制だし、これらの3つが混んで並ぶことはまずないので
ピサのドゥオモまで来たら全部入ってみてくださいね。



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お得?それとも損?~最近多い、「共通券」の良し悪し


美術館や教会関連施設の「共通券」って流行り?なのか、最近増えています。
やはり少し高くしてお金をとって(笑)あまり人がこない博物館に入ってもらおう、
そしてチケットの種類や窓口の数を減らして効率化しよう、
という意図なんでしょうね、きっと。

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先日モニターツアーでサンジミニャーノに行った時、久々に塔にも上りました。
以前は塔とその下にある市立美術館が共通券だったのが、
今回行ったら、更に、考古学博物館、中世の薬局、近代美術館、
サン・ロレンツォ・イン・ポンテ教会も同じ券で入れるようになっていました。
これだけ入って、大人9ユーロ、2日間有効。
しかし実際に入ったのは、塔と市立美術館のみだったし、
更に贅沢を言えば、ドゥオモを入れて欲しかったなぁ、とも。

他にも近年そうなったのが、フィレンツェのドゥオモ

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今でも大聖堂は無料で入れますが、その他のドゥオモ関連施設である
洗礼堂、ジョットの鐘楼、クーポラ、地下の聖レパラータ教会跡、
ドゥオモ付属博物館が1枚15ユーロのチケットとなっています。
これって全部入るとお得ですが、フィレンツェ何回も来てて
今回は博物館だけ、とか、クーポラだけって人には割高になる計算。
そしてこれ、サイトでの購入がめっちゃ面倒で、
なんでもっと分かりやすくできなかったのかと思うほど。
そして購入時に6日間日を選び、実際はその中の日程で
一施設目入場から48時間以内有効、とそれもなんかややこしい💦
※クーポラは予約が必須になりました。

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他、シエナのドゥオモ関連施設ピサのドゥオモ関連施設も共通パス。
ただし!フィレンツェとシエナのドゥオモ関連施設は見学施設を選べず一律料金ですが
ピサは斜塔は別料金ながら、他の洗礼堂、カンポサント、シノーピエ博物館は
1つで5ユーロ、2つで7ユーロ、3つで8ユーロと、選べるからめちゃお得!
そして11月のお客様と斜塔も含めて全部周ってきましたが、これがよかった~!

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ピサの施設については、今後のブログで紹介していきますね。


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美術館に入らずとも美術鑑賞ができてしまう・・・それがフィレンツェ。

先日、長男とウフィッツィ美術館に行ってきましたが、
フィレンツェの凄さは美術館作品のレベルや数もさながら、
美術館に行かずとも、「その辺ブラブラ」で美術鑑賞ができてしまうこと。
それもタダで(笑)

先週の日本語学校までの待ち時間、長男からのリクエストで行ったのはここ。

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シニョーリア広場なんですが、お目当てはここ、ランツィのロッジア。
ここはロッジアの下に、たくさんの彫刻が展示してあり、
いつでも誰でもタダで入れます!

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息子2人がぼーーーーーーっと(笑)眺めているのが
ジャンボローニャ作の「ケンタウロス・ネッソスを打つヘーラクレース」ですが
ジャンボローニャの有名な作品といえば、その前にある、これでしょう!

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サビニの女たちの略奪」、3人が絡み合う、このクネクネがたまりません!
ウィキペディアによると、3人以上が合わさった彫刻はヨーロッパでこれが最初の作品らしく
どの角度から見ても鑑賞できるような作品になっているらしい・・・これホント。
これが1つの大理石ブロックから作られたとは、ただただ凄い。

もう1つ有名な作品はロッジア角にある、「ペルセウス」

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血がしたたる生首を持ってるのがインパクト大!の作品で、
これだけ大理石でなくブロンズ像となっています。

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昔はここへ来ても、正面のライオンに喜ぶくらいでしたが
そう考えると息子たちも成長したもんです。
・・・とはいえ、裸体彫刻を指さし、
「チ〇チ〇!!」、「お〇り!!!」、「お〇っい~!!」
とゲラゲラ笑うのは、相変わらずですが (;^ω^)

ちなみにこの辺りでは、ウフィッツィ美術館前の芸術家・政治家の彫刻、
ヴェッキオ宮殿の中庭も無料でふらっと見られるスポットです。


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これぞホンモノ!ヴェネツィアのガラス職人、ブルーノ・アマディ

ムラーノ島()から本島に戻った後は、ゴンドラに乗り、

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サン・マルコ寺院を見て

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リアルト橋を渡って、駅へ向かいながら町を散策。
その時、なんてことない路地の小さな店のウィンドウに目を引き付けられました。

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ホンモノかと思うくらい、生々しい魚や貝、海藻。
顔をあげると、おじさんがスンゴイ集中力で作業していたのです。

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中に入りたかったけど、半開きのドアには棒がわたしてあり、入れない。
お客さんも「これはスゴイーーー!!」と見入っていたので待っていると
奥から「テンミニ―――ッツ!!!」と、一瞬たりとも顔も目も上げずに、一言。
お客さんも何かヴェネツィアン・ガラスを買いたいから、これ値段が気になる!と
しばし待つことに・・・結局この亀を作り終わるまで待ちました。

頑固なオヤジなのかな~と思いつつ、しゃべってみたい!というのもあり、
まずは後ろに貼ってあった北野武のサイン色紙について聞いてみたら、
NHKの番組のため1週間密着取材があったそうです。
(後で調べると、「たけしアート☆ビート」、2011年11月16日放送でした)
思ったよりも気さくだったので、こわごわ「写真撮っていい?」と聞くと
「うーん、ちょっとだけだよ・・・3、3枚!!」と言われ、
下記の3つを撮影しました(上記2つは、実は待ってる最中に撮影💦)

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虫の足なんか折れそうなほど細いし、羽の筋とかもそのまんまだし
果物のみずみずしさ、そして微妙な色、全てがホンモノと錯覚するほど。
ちなみに虫1匹のお値段は確か70ユーロだったかな(書いてないので口頭で)

ブルーノさんはブラーノ島生まれ、ガラス職人のお父さんとともにムラーノ島に移住し、
彼を含めた5人の子供たちもお父さんから技を習いますが、職人になったのは彼1人。
11才で工房に入り、その職歴はなんと60年以上\(◎o◎)/!
自然をモチーフにした作品は全てガラス棒から・・・図鑑を参考に製作しているそう。
工房だけでなく、イタリア、世界のミュージアムで展示会などもありますが、
今は自分の好きな作品だけを、ひたすらこの工房で作り続ける毎日・・・
「好きを仕事にする」をそのまま体現している、ホンモノの職人、いや、アーチスト!

ヴェネツィアは見所も多いですが、それを削ってでも
この作品と作業は見る価値があると思えるほどでした。
住所はサン・ポーロ近くのCalle dei Saoneri、小さなお店なので見逃しなく~!






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くみこ

フィレンツェ郊外の田舎にダンナ&息子2人で暮らす。通訳・翻訳、トスカーナ専門のコーディネイター・ライターの仕事をしつつ、愛着を持つトスカーナの田舎や小さな村、イベント、郷土料理レシピなどを発信・個人旅行の提案を行うサイト・トスカーナ自由自在を運営。
デカい・黒い・よくしゃべるので、日本人には見られないコテコテ関西人。

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