イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

日々の暮らし

日本にはない?イタリアの中学校の教科その3・Storia dell'Arte

日本の中学にも、「美術」はありますが、
私の記憶が正しければ、主に実技とかマテリアル、色の話だけだったような・・・
イタリアでも、もちろんそれらもあるのですが、
とにかくスゴイ\(◎o◎)/!のは、「Storia dell'Arte = 美術史」
日本だと「世界史」の中で、超有名どこをサラッと触れるだけでしょうが・・・
こっちは、ガッツリ、さすが本場でございます💦

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まずはこの美術史の教科書、なんと400ページ\(◎o◎)/!
中学3年間同じ教科書とはいえ、それでもすごいページ数。

どっから始まるのかと思ったら、なんと先史時代のラスコー洞窟の壁画!!

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これ、宿題で模写もありました。

絵画だけでなく、建築もあります~これはローマ時代のパンテオン

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建築も現代まで続き、パリのエッフェル塔も!

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絵画ではもちろん、まさに本場のジョットとか
※ジョットはおらが村から北西に車で15分のヴィッキオの生まれです

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これはパドヴァのスクロヴェー二礼拝堂ですが、

1.空間はどのように表現されていますか?
2.どのレリーフに感情や情動が表現されていますか?
3.ビザンチンやドゥッチョの絵画の伝統と、ジョットの違いは?

こんな深い質問まで!

それから、もちろんルネッサンスもたんまり、ありーの

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更に近代ではキューバ革命下の美術や

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NY派のジャクソン・ポロックまで!

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おかげで長男、なんか美術に興味も持ち始め、
「ウフィッツィに行きたい」「アカデミアに行きたい」
などと頻繁に言うように・・・
それで、「じゃ、行こうか」って行ける場所に住んでるのに感謝!!です。


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料理のレパートリーを増やす、もう1つの方法

レストランで聞けなかった場合でも、
気に入ったものは自分で再現してみること!


長男の発熱により急遽自宅で過ごすクリスマス・・・💦
前夜は軽めしたい&そしてちょうど余っていた食材も利用できたので、
このレストランで食べたミネストローネを再現してみました。

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これぞザ・トスカーナのパンと黒キャベツの豆スープ!
リボッリータの簡易版みたいなものですが、豆スープはこのレシピをベースに
野菜ブロードでかなり薄めて、そこに刻んだ黒キャベツを煮ただけ。
器の底に固くなったパンを敷いて、あっつあつのスープを注いで
粉チーズと新オイルをかければ・・・けっこうなご馳走です💛

他にレストランなどで食べたものを再現したのは、こんなんとかこんなんとか・・・
こうやって再現して初めて自分のレシピとなるので、
家でもやりたいなーと思ったらメモ&早めに再現してみると良いですよ。


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料理のレパートリーを増やす簡単な方法

美味しいと思ったものは、作った人に聞く!
レストランでシェフに聞くのは難しいかも、ですが
友人宅で食べて美味しかったものは、ちゃっかりレシピを聞いてしまいましょう(笑)

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先日のポレンタのソースは、ポロネギとサルシッチャのソース。
これ、例年おらが村の桃祭りの屋台に出ているものですが、イラリア母のエリーザ作で
このソースが好きな私は、エリーザ作と聞いた瞬間にレシピ聞いちゃいました。
美味しいと思ったら、すぐに聞く!
そして、忘れないうちにできるだけ早く作ってみる!

それだけでレパートリーが1つ増えます。

さて、聞いたその作り方は・・・基本の材料はこの2つだけ。

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ポロネギとサルシッチャ(腸詰ソーセージ)。
作り方はミートソースと同じで、香味野菜=ポロネギ、ひき肉=サルシッチャになるだけです。
ただし、サルシッチャには十分な塩分やハーブなども入っているので
味付けは基本、必要ありません~なんて楽チン!!

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サルシッチャは袋から取り出して潰すのですが、
これをゴロゴロっとした感じに残すか、パラパラにするかは好みです。
私は面倒くさいのもあり(爆)ゴロゴロ派。
ミートソースよりこってりした味になるので、
パンチのあるソースが欲しい場合はこちらがおススメですよ~!


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トスカーナで「ポレンタ」、どうやって食べる?


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そもそもポレンタって何?ですが、とうもろこしの粉を使った料理、
あるいは、粉自体をポレンタ、と書いて売っている場合もあります。
(TOP写真のポレンタは、ばーちゃんルーマニア人ヘルパーさんからもらったもの)
WIKIPEDIAコトバンクの各解説:「北イタリアを代表する料理」で、
お湯にとうもろこしの粉を混ぜて、コトコト煮込んで練り上げたもの。
実際に、ロンバルディア州、ヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
に旅行へ行くと、付け合わせが絶対っていうほどポレンタ(笑)です。

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フリウリへスキーに行った時も、ポレンタ三昧でした。

しかし、トスカーナでもよく食べるので、
私は北イタリアを代表する料理とは後で知った話。
おそらく、ばーちゃん村のあるアミアータ山とか山間部で、が多いかな?
なので、インスタやFBページでポレンタの写真をUPしたとき、
「え?トスカーナでもポレンタ食べるんですか!?」と聞かれて驚きました。

では、トスカーナではどうやって食べるのか?ですが、
一番代表的なのが、やはり、肉系のソースと一緒にワンプレートで。
家庭などで差はあれど、割とトロトロした感じのものが多いです。

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おらが村の9月祭では、地区対抗・ポレンタコンクールではいろんなソースの食べ比べ。
ソースの代表的なものは、イノシシ、鹿などのジビエ系の肉ソース。
あとは普通にラグーソースか、チーズ・こしょう・オリーブオイルをかける時も。

それが余ったら(あるいはそれ目的で作るときもあるけれど)、固くなる前に
熱いうちに四角い容器に入れて冷ましておきます。

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これをおもちみたいに(笑)四角くカットして、揚げるか、
レンジまたはフライパンでカリッと焼いて、クロスティーニのパンの代わりに。
すぐに食べられないのであれば、カットした状態で冷凍保存もできます♪

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レバーパテのレシピはこちら♪

このように、トスカーナでは前菜かプリモでポレンタを食べます。
付け合わせとしては、北部のような焼いたポレンタではなく、
プリモに近い形で、どろっとしたポレンタが肉の煮込み料理に添えられます(私調べ)。
しかしイタリア南部でポレンタ、って聞いたことないな・・・
イタリア南部で食べたことある方、どんな食べ方したか、教えて下さ-い!


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イタリアで歯のインプラント手術

イタリアの国民保健は月々の支払もなく、ホームドクターの診断は無料、
妊娠中の検診や出産入院も無料ですが、歯の治療は国民保健対象ではありません。
(厳密に言うと国立病院に歯科医もいて民間より安いそうですが、
数が少ない=予約が何ヵ月も先、噂によると腕も良くないらしい)
なので、民間歯医者に行くと、お掃除だけでも50ユーロ(7千円)前後、
簡単な虫歯の治療でも100ユーロ(1万3千円)とか平気でかかります(号泣)

かつて日本で入れた差し歯がとれたのが、昨年8月。
地元の歯医者で、それをそのまんまくっつけてもらったのだけど
1週間たたないうちにまたとれ、根っこがほとんどないため
根本的な治療=インプラント手術を薦められました。
インプラントって、まず高い。
そして私のイメージでは、歯茎に穴あけてグリグリグリ~!
とにかく、怖い・痛い・下手な人にされたら顔おかしくなる!!
ってくらい、とにかく恐れ多いもの。
なので昨年秋、地元歯医者とマンマの通うフィレンツェの歯医者で
診断&見積もりをとったのですが、歯を磨いていれば痛みもないし、
このままでもエエかな~とか思いだし、そのまま放置していたんです。

でもさすがに歯のことなので心配になり、
日本帰省時に日本の歯医者さんにも意見を聞いてみたいんです。
先生曰く、日本なら保険も効かずにかなり高額になるので、
ブリッジなど他の方法で対処する場合も多いけれど、
イタリアではどんな処置でも保険がきかないのなら
ブリッジなど他に健康な歯を巻き添えする処置よりも
日本より安くて普及もしているインプラントが良い、とのこと。
「1年放置してたんですけど、ぶっちゃけ放置してて問題ないのでは?」
と、疑問をストレートに投げかけてみましたが
1本歯がない分、左右の歯に影響が出たり、歯茎が弱ってくるなど
すぐにではないが将来的に問題になる、らしく・・・
そこで決心を固め、やーーーっとこ昨日、フィレンツェの歯医者に行ってきました。

[画像:a09100da-s.jpg]

1年前の見積もりの際にも説明はがっつり受けたし、
歯のレントゲンも、日本の歯医者さんからデータで取り寄せてメールで送ってあったので
部屋に入るなり、いきなり手術開始・・・まず麻酔3本・・・💦
さすがに手術自体の痛みはないものの、口をずっと開けていること、不安でこわばっていること、
先生の手の力がグリグリ入って、私も頭が動かないように力が入ること、などなどで
さすがにどーーーっと疲れた・・・ただ、もっと恐ろしいのを想像していたので
マシだった、時間も1時かからなかったし、とりあえずほっとしています。

術後には氷で患部を顔の上から冷やし、この日から6日間の抗生物質服用、
食べ物、歯磨きも患部にはあたらないように、枕2つで頭をあげて寝ること
・・・などなど1週間ほどはかなり注意が必要で、麻酔がきれてからは痛みもそれなりに。
次回は1か月~2か月後に、レントゲンで経過観察し、4か月後に歯を入れ、
最終チェックは6月前半、と半年間の長丁場になります。

ちなみに気になるお値段は、この歯医者さんで1600ユーロちょっと(約20万円)。
日本より安いと言っても高額なので、イタリア人の特に北部に住んでる人は
半額程度になるクロアチアなど海外でインプラントする人も多いそうです。


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くみこ

フィレンツェ郊外の田舎にダンナ&息子2人で暮らす。通訳・翻訳、トスカーナ専門のコーディネイター・ライターの仕事をしつつ、愛着を持つトスカーナの田舎や小さな村、イベント、郷土料理レシピなどを発信・個人旅行の提案を行うサイト・トスカーナ自由自在を運営。
デカい・黒い・よくしゃべるので、日本人には見られないコテコテ関西人。

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