イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

イタリア料理

イタリアの伝統を受け継いで・・・クリスマス・ランチは「パスタ・フレスカ」

今年のクリスマスは、23日夜の長男の発熱により、急きょ自宅。
クリスマスランチは毎年マンマに丸投げなのに、どうするよ~💦💦
それでも、家族だけといっても、それなりにちゃんと作りたい。
何よりも、これだけでは作りたい・・・それはやっぱり
PASTA FRESCA fatta a mano = 手打ちの生パスタ。

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私が2001年5月にフィレンツェに留学に来て、
初めてばーちゃん家に滞在させてもらったのは、その夏のこと。
ダンナのばーちゃんはもちろん、祝日や日曜の朝、家族が集まるランチの日には
どの家の窓からもパスタを打つマンマやおばあちゃんが見えて
「ああ、これがイタリアのホントの姿なんだ」と感動したのを今もよく覚えています。
全て目分量で、おおよそ1キロ近いパスタを黙々と、慣れた手つきで仕上げていく姿は
イタリア人からしたら当たり前でも、日本から来た私にとってはマジックのよう。
いや、最近はイタリア人でもパスタ打つ人は多くないので、とても貴重なことかもしれません。

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これらの写真は2016年のイースター
残念ながらばーちゃんのパスタを打つ姿は、その夏が最後となってしまいました。
90を超え、足腰も弱ってきたから仕方ないけれど、とっても残念です。
(写真や動画を撮りまくり、目に焼き付けておいて本当によかった!)

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この麺棒で一気に1枚に伸ばし、手で切る妙技はまだまだ修行が足りないけれど
特別な日に手打ちパスタを打つのは、私がしっかり続けていきたい。
・・・日本人の私が言うのは変かもしれんけど、この伝統は継承していきたい。
何より私が、パスタを打つばーちゃんの姿が大好きだったから。

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という訳で、もう10年以上前にマンマからのクリスマスプレゼントだった
麺打ちの台とパスタマシーンを出して、昨日は朝からパスタ作り。

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10年使ってると、何だか年期も入って愛らしくなってきました。
小麦粉の配合はいろいろやるけれど、今回はセモリナ粉と小麦粉0(精製度75%くらい)を半々で。
家族だけなので、粉300に卵3つで作りました。

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何だか思いにふけって作ったからか?ばーちゃんが憑依したのか?笑
手触りからしてなんか上出来・・・!!

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自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃ美味しい~これは私史上最高の出来栄え!
ソースは定番のミートソースです。
しかし、これは、ばーちゃんにも食べて欲しかったなぁ。

ちなみに、これもイタリア・クリスマスの伝統?量は半端なく多い。
そしてその日の晩も、翌日も、クリスマスランチと同じメニュー!
というのも、お決まりパターンです(笑)


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料理のレパートリーを増やす簡単な方法

美味しいと思ったものは、作った人に聞く!
レストランでシェフに聞くのは難しいかも、ですが
友人宅で食べて美味しかったものは、ちゃっかりレシピを聞いてしまいましょう(笑)

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先日のポレンタのソースは、ポロネギとサルシッチャのソース。
これ、例年おらが村の桃祭りの屋台に出ているものですが、イラリア母のエリーザ作で
このソースが好きな私は、エリーザ作と聞いた瞬間にレシピ聞いちゃいました。
美味しいと思ったら、すぐに聞く!
そして、忘れないうちにできるだけ早く作ってみる!

それだけでレパートリーが1つ増えます。

さて、聞いたその作り方は・・・基本の材料はこの2つだけ。

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ポロネギとサルシッチャ(腸詰ソーセージ)。
作り方はミートソースと同じで、香味野菜=ポロネギ、ひき肉=サルシッチャになるだけです。
ただし、サルシッチャには十分な塩分やハーブなども入っているので
味付けは基本、必要ありません~なんて楽チン!!

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サルシッチャは袋から取り出して潰すのですが、
これをゴロゴロっとした感じに残すか、パラパラにするかは好みです。
私は面倒くさいのもあり(爆)ゴロゴロ派。
ミートソースよりこってりした味になるので、
パンチのあるソースが欲しい場合はこちらがおススメですよ~!


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【我が家の食卓】マントヴァかぼちゃを使ったニョッキ

ちょっとご無沙汰していた 【我が家の食卓】シリーズ 、今回は、
昨日ご紹介した「マントヴァかぼちゃ」を使った、
かぼちゃのニョッキ・ゴルゴンゾーラソースのレシピです!

材料(作りやすい文章=かぼちゃ1個消費して残りは冷凍保存)
かぼちゃ・1個、卵・1個、小麦粉・適量、塩・大さじ1~2
ゴルゴンゾーラチーズ・100g程度、牛乳・適量

1) かぼちゃを6~8等分にして、アルミ箔に包み、オーブン皿に並べます。

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2) 200度のオーブンで1時間焼きます。

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   かぼちゃの分厚さなどによりますが、私の場合は6等分でやってやや固めだったので
   8等分とかもっと小さめに切るか、時間を長くした方が良いと思います。

3) かぼちゃの中身をスプーンでこそぎ落として、マッシュする。
   そこに卵1個と、小麦粉300gくらいからスタートし、
   まとまるまで小麦粉を追加する。

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4) げんこつくらいの大きさをちぎり、手で細長くしてナイフで切っていきます。
   ここで小麦粉をしっかり台や手につけておかないと、エライことになります!

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5) たっぷりのお湯を沸かしている間にソース作り。
   ゴルゴンゾーラと牛乳をフライパンに入れ、弱火でゆっくり溶かすだけ。
6) 沸騰したお湯に、ニョッキを1つづつ投入。
   浮かんできたらゆで上がったサインです。

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7) ソースと絡めて、出来上がり💛

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うちはゴルゴンゾーラ好き&この日余っていたので、このソースにしましたが、
他によくあるソースが、「バターとセージ」。これもフライパンで溶かすだけです。

ニョッキ(パスタ)は時間かかりますが、大量に作っておけば冷凍保存できて便利!
我が家もかぼちゃ1個丸ごと使って作って、全部で6~8人分くらいできたので
半分は冷凍保存にしました。
次回食べるときは、冷凍したまま、沸騰したお湯に入れるだけなので楽ちん♪

皆さんも、お試しあれ~!


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世界遺産・マントヴァの名産品は「かぼちゃ」

イタリア(少なくともフィレンツェ近郊)で売ってるかぼちゃって・・・

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分かりにくいですが、皮がオレンジで薄め、そしてデカい。
丸ごとや半分でも売れないほどデカいから?こうして切って売ってあります。
これ、イタリア人はどうやって食べてるんだろうか!?ってくらい、美味しくない。
ホクホクさが全くないし、繊維質だし、全然甘くないし。
が、これはちょっと別、マントヴァかぼちゃ。

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見た目からして、日本でよく見るカボチャと似ているでしょう?
マントヴァはロンバルディア州(州都:ミラノ)の町で、
近郊のサッビオネータとともに世界遺産に選ばれています

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私たちは2013年秋に訪れましたが、本当に端正な美しい町!

そこの特産物であるのが、このマントヴァかぼちゃ=zucca mantovanaなのです。
本場ではこんなにゴロゴロ売ってましたが、

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この近辺では大きいスーパーに行かないと売ってないので、
見つけたらついつい買ってしまいます。
友人情報によると、「HOKKAIDO」という日本のかぼちゃも売ってる店があるらしいですが、
私はまだ見たことがありません・・・

マントヴァかぼちゃ、切ったらこんな感じ。

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マントヴァの名物料理は、このかぼちゃのトルテッリ。
パスタの中に、このかぼちゃのペーストが入っています。

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切った写真がなかったのですが💦、中はオレンジで、ほんのり甘く。
シンプルでバターとチーズで食べます。

では、うちではどういう食べ方をしたかって?
インスタFBページをフォローして下さってる方にはバレバレですが
明日、またレシピと共に公開しますね。


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おらが村の秋満喫プラン1日目~オリーブオイル搾油所見学

先日ブログでもご紹介したお客さま、無事におらが村滞在を終え、
旅の後半を過ごすフィレンツェへ移動されました。
その滞在の様子を、プログラムごとにレポートしていきますね=3=3=3

まず日本からフィレンツェご到着翌日、ランチ後におらが村へ移動、
その足でまずは、村の中心にあるオリーブオイルの搾油所へ。
(お荷物は駅まで迎えに来てくれたカルロが宿まで運んでくれました)

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今年の夏は全くと言っても良いほど雨が降らず、猛暑続きでした。
オリーブの出来は、一般的に量は少ないけれど質はまずまずとのこと。

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搾油所が稼働し始めると、村の中心はゴロン、ゴロンという音が響きます。
それは、昔ながらの石臼でオリーブをつぶしているから。
そして独特の、むわんと充満するオイルの匂いがたまりません。

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そしてクライマックスはやはり・・・

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円心分離器にかけた後に出てくる、鮮やかな黄緑色のエクストラ・バージン・オイル!!
毎回毎回、ここにパンを差し出して食べたい衝動にかられます。

垂れてくるオイルでは無理でも、すでに製品となった搾油所が生産する
オーガニックの新オリーブオイルは出来上がっているので、そちらを試食・・・
やっぱり、後でやってくる、このピリピリ感がトスカーナのオリーブ・オイルの特徴。
2014年のオリーブオイル不作から、生産者から直買いしない限り、
トスカーナ産のオリーブオイルをスーパーなどで見ることは本当に稀。

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瓶詰が終わってないので、購入希望を聞いてその場でボトル詰め&シール貼まで(笑)

ここのオリーブ・オイルは、まさにおらが村で生産した有機のオリーブを
昔ながらの石臼の低温抽出で搾油した、正真正銘のトスカーナ産のオリーブ・オイルです。
搾油所の見学が興味深いのはもちろんですが、ワイナリーの記事でも書いたように
生産した場所でテイスティングし、高品質のものが直買いできるというのも大きな魅力!

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マルケーゼの跡を継ぐニコーラと一緒に。

おらが村の搾油所は、12月頭まで稼働しています。
この時期にトスカーナにいらっしゃる方は、この残り3週間のチャンスをお見逃しなく!
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Profilo

くみこ

フィレンツェ郊外の田舎にダンナ&息子2人で暮らす。通訳・翻訳、トスカーナ専門のコーディネイター・ライターの仕事をしつつ、愛着を持つトスカーナの田舎や小さな村、イベント、郷土料理レシピなどを発信・個人旅行の提案を行うサイト・トスカーナ自由自在を運営。
デカい・黒い・よくしゃべるので、日本人には見られないコテコテ関西人。

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