今回の滞在先は、ゾンコランスキー場から車で10分ほど下った、コメリアンス村にある小さなホテル。フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州が指定する LOCALE STORICO = 歴史的スポットにも指定されていました。

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とはいえ堅苦しい雰囲気は全くなく、併設されているバールは地元民の集いの場所で、朝の朝食から夕食前のアぺリティーボの時間まで、いつも賑やかでした。
インテリアは、やっぱりドイツ語圏風カントリーって感じで可愛らしかったです。

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スキー以外はスーパーに水を買いに行くだけでしたが、可愛い一角がちょろちょろと。

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雪がたくさん降る所なので、屋根のこう配がトスカーナとは全然違いますね。

さて、旅行の中日は大晦日。朝食の時に、“今日の晩は普通の晩御飯にする?チェノーネにする?”、とホテルのスタッフに聞かれました。イタリア語で晩御飯は CENA 、CENONEは最後に拡大辞の -ONE がついたもので、大晦日の年越し夕食のことを言います。子供たちが起きてられないよな~と思いつつ、チェノーネなんてここ数年やってないし、せっかくだからチェノーネに参加することにしました。

幸い、スキーからの10分の車で次男は疲れ果て爆睡でそのまま3時間ほどチャージ(笑)、長男は結局寝られずにそのまま、21時からチェノーネに向うことに。

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ツリー型に折られたナフキンが可愛い♡

まずは前菜!

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生ハム(フリウリ名産のサンダニエーレのはず!)、パルミジャーノカップに入った赤キャベツ+サラミノサラダ、スフォルマートは何のか不明でしたがチーズソースがかかっています。

プリモは2種、クルミが中に入ったラビオリのバターソースと、麦ときのこのリゾット!これが美味しくって あとからまだまだ出てくると知りつつ 私もダンナもお代わりしてしまいました。・・・ここで、すでに時計は22時半を周り、全く寝てない長男はギブアップ、部屋に戻って爆睡(苦笑)

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そしてお口直しにレモンのシャーベットが出てきて・・・セコンド3種(!!)最初のがお肉のグリーンペッパーソースとじゃがいもの付け合わせ、これで私はもうお腹いっぱい・・・で、長男の様子を見に行くついでに部屋で休憩、その間に1皿運ばれていたそうですが、もちろん食べなくて結構です~!状態。
そして0時が近づき・・・ほとんどがおとなしい目のカップルだったのですが、後にいたフィオレンティーニ3家族が大盛り上がり イタリアは方言がはっきりしているのですぐに分かります 、フィオレンティーナの応援歌歌い出す始末 おいおい 。そしてレストランにいる皆でカウントダウンして年が明けたら、出た!最後の締めくくり?は日本の年越しそばならぬ、コテキーノとレンズ豆。レンズ豆は硬貨の形に似ているので、お金が溜まるように願かけしながら食べるんです。なので、お腹パンパンでしたけど、私もこれは食べておきました(笑)! しかし夜中0時にコテキーノはきっついわ~

そしてデザート・・・

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クリームベースのブッシュ・ド・ノエルにクルミのケーキ。もちろん一口づつでもう勘弁してください、状態でした。チェノーネ前に3時間も寝たとはいえ、ここで次男も限界、私たちももう限界・・・ 年を感じる(爆) 元気な方々は生演奏にのってダンスしてましたが、私たちは皆におめでとうの挨拶をして部屋へ戻りました。
久々のチェノーネは楽しくもあり、やっぱり普段通りでええわ~と思ったり、ちょっと複雑な年越しでした。