イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

ミケランジェロ

イタリアのどの芸術家が好きですか?

ダ・ヴィンチにミケランジェロ、ラファエロにジョット・・・
挙げだしたらきりがない、イタリアの、特に中世~ルネサンスの芸術家たち。
その作品のカテゴリーも幅広く、絵だけの人もいれば、
あらゆる分野で活躍した人も何人もいます。

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私は人で言うと、ミケランジェロ!
絵画も好きですが、圧倒的に好きなのは、彼の彫刻です。

有名なフィレンツェ・アカデミア美術館のダヴィデ、

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ヴァチカンのサン・ピエトロ寺院のピエタ、

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サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会のモーゼは、最近は見れてないけれど
初めて見た瞬間、鳥肌たちまくり&美しくてただただ見とれるばかりでした。

これらの大作はもちろん大好きなのですが、ぞわぞわと感動するのが未完の作品
=アカデミア美術館の奴隷象4体、パレストリーナのピエタ

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=ドゥオモ付属博物館のピエタ
=ミラノ・スフォルツァ城のロンダニー二のピエタ

この作業の間に起こった政変だったり、彼の気持ちや状況の変化など、
いろんな原因で未完に終わった訳ですが、それらを想像しながら見ると
何だかこみ上げるモノが・・・
「へんこつな頑固で(人間的に)不器用なオッサン」(私のミケランジェロ象・笑)
であるミケランジェロが苦悩したり、荒れたり、決断したり・・・
そういう姿を想像すると、妙に愛おしくなってしまうのです(笑)

そんな私が最近やっと訪れることができたのが、「ブォナッローティの家」。
ミケランジェロが自身で購入し、その後、弟家族へと相続された一族の家ですが
現在は彼の10代の作品や、素描、彫刻の粗型が展示されています。
こんな貴重なコレクションなのに、観光客はまばらで、
落ち着いてミケランジェロ・ワールドにどっぷりつかることができますよ。
詳しくは「たびねす」で記事にしていますので、ぜひご覧ください!
(そうそう、今年は「たびねす」への記事も増やしたいな~)

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この記事にも書いている、この秋にストロッツィ宮殿で見た「川の神」のルーツ・・・
メディチ家礼拝堂の新聖具室に行った時に知っていれば、また見方も変わったのにな~。
今度は長男と一緒に行こうかな💛


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特別展を見るなら、やっぱり「ストロッティ宮殿」

Le volpi e l'uvaの後は、1人やってきました、ストロッツィ宮殿!
お目当ては特別展の「IL CINQUECENTO A FIRENZE(=フィレンツェの1500年代)
告知を見てから、これは絶対に行かねば~と楽しみにしていました。

※ちなみにCINQUECENTOはそのまま訳すと500、ですが
 イタリアでは1000年代は1000を省略して百の位から言います。
 ローマ帝国崩壊後、1000年以前のイタリアって結構空白の歴史だからかしらん・・・?

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ストロッツィ宮殿は常設展はなく、通常4か月に1つのスパンで優良な特別展を開催しています。
特に開催直後と、土日はフィレンツェ人で混んでいるので、やっぱり平日がおススメ。
過去記事を遡ると、私はちょうど3年前のピカソ展に行ってました

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入るとこんな中庭があり、バールとチケット売り場がありますので
チケットを購入したら売り場脇の階段を上り、2階の展示室に入ります。

最初の展示室は、フィレンツェ1500年代の芸術で、
他の芸術家の手本となった2人の作品が展示されています。

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ミケランジェロの「川の神」と、アンドレア・デル・サルトの「ルコのピエタ」

ミケランジェロ好きな私としては、この作品と解説が面白かったです。

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ミケーレ・ディ・リドルフォ・デル・ギルランダイオの「夜」
メディチ家礼拝堂の新聖具室に、同じ名前のミケランジェロの彫刻があります

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この彫刻を絵画バージョンに置き換えたものなのですが、いくつかの違いが・・・
私はこの彫刻を思い出しながら解説を読みましたが、並べて写真で見ると分かりやすい(笑)

近代的手法と反改革、そしてメディチ家と教会からの委託、という
相反する2つのファクターの間で揺れ動く1500年代の動きにフォーカスした特別展。
当時は宗教(教会)と美術も切っては切れない中で、宗教会議の結果に影響されたり
宗教的人物の描き方で論争が巻き起こることもあった時代・・・
そんな中でも自分の目指すスタイルを貫こうとした芸術家たちの力強さを感じたり、
当時の流行りの様子が感じ取れたり・・・すごく興味深い展覧会でした。

そしてもう1つ面白かったのは、展示室の出口と入口の間の部屋にあったコレ!

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この中に顔を入れて写真を撮る、タグ付けてSNSに投稿してね!
ってやつですが、コレ、何だと思います?
なんとあの有名なヴァザーリの「芸術家列伝」で芸術家の紹介で出てくるフレーム
左から画家、建築家、彫刻家で、それぞれのカテゴリーのフレームに
それぞれの芸術家の肖像画が描かれているものだそう。
私もやってみたかったのですが、1人だったのでできず、残念(涙)

私は展示室ごとの解説パネルは全て、70ほどある作品の解説は半分くらい
読みながら周って1時間くらいでした。
あまり長く芸術鑑賞するのが疲れる方には、ちょうどよいボリュームかと。


この特別展は、2018年の1月21日まで開催されています。
チケットは大人12ユーロと高めですが、COOPやリナシェンテの会員カード、
ユーロスターやフィレンツェ市バスのチケット提示で9.5ユーロになります。

フィレツェに何回も来ていて、定番の博物館にはすべて足を運んだ、
という方には特に、ストロッツィ宮殿の特別展、おススメですよ。


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Valtiberina(ティベリーナ渓谷)をお得に回るチケット

サンセポルクロに行ったとき、ピエロ・デッラ・フランチェスカの作品を見てまわったのですが
前から気になっていた薬草使用した製品メーカー「ABOCA」のミュージアムにも行きました。
その時にもらったのが、このチケット。

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サンセポルクロを中心とした、アレッツォの北東地域=ティベリーナ渓谷の町の
様々な施設が割引になります(最初に入った施設では割引なし)。
一施設一回のみですが、再訪したいアンギアーリに行くときは、これを忘れず持って
「戦いとアンギアーリの博物館」に次回は入ってみたいと思います。

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この地域、サンセポルクロ、モンテルキ、アンギアーリはアレッツォからバスが出てるので
行きやすいものの、他の小さな村は車がないと難しそう・・・
ミケランジェロ好きな私としては、ミケランジェロの生家があるカプレーゼには行ってみたいな。


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無料公開!10年以上ぶりの「メディチ家礼拝堂」

昨日の2月18日は、トスカーナ大公メディチの最後の末裔・
アンナ・マリア・ルイーザ・デ・メディチの命日ということでメディチ家礼拝堂の入場が無料!
最後は語学学校の遠足だったか、結婚式で来伊した両親と行ったか?
はっきり覚えてないけど、かれこれ15年近く前・・・これは、行っとくしかない!!てことで
日本語学校の待ち時間に勇んで行ってきましたが!・・・が!!

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やっぱり並んでる Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン 
これは無理かと思ったけど、ちょろちょろ進んでるので待っていると、
何なく10分後くらいに入場!

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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━💛

入って右に回ると、このお方、そう、彼女が
アンナ・マリア・ルイーザ・デ・メディチ、1743年のこの日に亡くなりました。

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無料のニュースサイトで知ったけど、彼女の遺言で
「メディチ家のコレクションがフィレンツェにとどまり、一般に公開されること」
を条件に、メディチの
すべての美術品をトスカーナ政府に寄贈したため、
フィレンツェに残されたそうです。
今のフィレンツェがあるのも、彼女のおかげって訳か!

時間がないので、まずは君主の礼拝堂へ・・・

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どーだー!!と言わんばかりの、重厚な大理石と貴石に囲まれた礼拝堂は圧巻!

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それでも6人入るはずの像は半分が空っぽで、そこにまた盛衰を感じるのだわ・・・

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像がない人は、その大公の冠だけがぽつんと残る・・・

そして一番の見どころである、新聖具室へ・・・
ミケランジェロファン(私)にはたまらん空間なのです!

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ウルビーノ公ロレンツォ・デ・メディチの墓碑には「夕暮れ」と「曙」の寓意象が

その向かいには、ネムール公ジュリア―ノ・デ・メディチの墓碑があり

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「昼」と「夜」の寓意象が。

そうか、これはロレンツォ・イル・マニーフィコの墓碑じゃなかったか!
と説明書きを読んで思い出し、振り返ると・・・

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真ん中の聖母子像だけがミケランジェロ作で、
結局ロレンツォ豪華王と弟のジュリア―ノの墓碑は予定通りにできず、
後世こういった形で地味に(笑)落ち着いたようです。

名残惜しく新聖具室を去り、新聖具室横の小部屋をささっと・・・

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ここにはメディチ家出身の教皇・レオ10世の帽子と旗が。
1500年代のものなのに、なんか新品のような美しさにクラクラ・・・

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そのうちの1つにあった、この壁に残る筆跡は何!?
説明パネルもなく、調べてみても何なのかは不明・・・ご存じの方、教えて下さい!

これにて、30分強の見学は終了!普段は外を通るだけで、友人や家族が来るか、
仕事以外ではなかなか入らんけど、たまに入るとやっぱりいいなぁ。
ウフィッツィをはじめ、有名どこのほとんどは2年前の新聞取材で入ったけど
バルジェッロ、ヴェッキオ宮殿は最近は入ってないかも。
フィレンツェで時間がある時にちょろちょろ再訪しようかな。
せっかくこんなに近くにいるんだからね★
(いつでも行けると思うとなかなか行かない・苦笑)


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くみこ

フィレンツェ郊外の田舎にダンナ&息子2人で暮らす。通訳・翻訳、トスカーナ専門のコーディネイター・ライターの仕事をしつつ、愛着を持つトスカーナの田舎や小さな村、イベント、郷土料理レシピなどを発信・個人旅行の提案を行うサイト・トスカーナ自由自在を運営。
デカい・黒い・よくしゃべるので、日本人には見られないコテコテ関西人。

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