イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

修道院

かさこさんとトスカーナ周遊どこへ行く?1 ~ サンガルガーノ修道院

遂にかさこさんがフィレンツェに到着し、昨日は1日、ハイヤーで撮影ツアー。
2週間ほど前、かさこさんにどこに行きたいですか?と聞くと、
「(私の)セルフマガジンの表紙のところ!」

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そこ以外は特にないからオマカセ状態・・・ここからがコーディネイターの腕の見せ所。
コーディネイトをする時に大事なのが、

・依頼主さんは何が好きなのか、何が見たいのか
・何を優先させるのか
・上記を知るためのコミュニケーション

その上で提案をして、すり合わせをしていくこと。

かさこさんの場合、本業はカメライター、いろんな場所には行っていて目は肥えている。
ブログや投稿などから私なりにかさこさんが好きなモノ、喜びそうなことは分かっていたので

・ガイドにほとんど載っていないところ
・インパクトのあるところ

この2つを基準に8ヶ所の案を送り、優先順位をつけてもらって選んだ合計5箇所、
「フィレンツェ発着トスカーナ横断13時間の撮影ツアー」が始まりました。

まず1つ目のキーワードは「廃墟」
そうなれば、ここははずせない・・・実際優先順位NO1だったここ、

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サンガルガーノ修道院。
放置され、屋根が崩れ落ちた修道院は、いつ来ても独特の魅力があります。

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かさこさんも「ここはすごいなー」を連呼しながら、黙々と撮影。

私にとっては、ダンナと付き合いだして「すごい所があるから」とデートした思い出の場所。
そして最後は両親と行ったきり6年ぶりだったので、たくさん写真を撮りました。

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写真には小さくてあまり見えませんが、カラスやハトがいっぱいいて
曇り空も手伝って、よけいに劇的なサンガルガーノ。
というか、私が来た時は100%曇りで青空とのコントラストがないのが残念ですが
これは次回のリベンジにしたいと思います。

そして、すぐそばの丘の上にあるもう1つの円形教会に少しだけ寄って

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次の目的地に向けて、更に車を南に走らせます=3=3=3


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「ラ・ヴェルナ」からペンナ山へ、自然の美しさとたくましさに圧倒される!

たった1日の「ラ・ヴェルナ」訪問ですが、4つも記事が書けるくらい充実!
(今回が最後ですっ)


ランチでお腹いっぱいになった後は、このペンナ山へのトレッキング。
修道院のある大広場に行く手前から標識がでています。

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この写真の右側の坂から上っていきます。

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上がってすぐのところには、これまた小さな礼拝堂が2つ。
写真は、ベアート・ジョヴァンニという修道士が30年瞑想や祈りを行っていた建物が起源。

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トレッキングコースはこうして赤白の印がついているし、人も結構いたので迷うことはなし。

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そして、歩きにくい斜面にはハシゴを渡してあったり、木の根も浮き出ているので
滑らないように上るのも楽・・・でもつまづかないように注意💦

こないだオルチャへ行った時も、そして今回も、自然ってすごいなぁと思う事ばかり。

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メリメリッとなった根っこ

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岩場に張り付く根っこや苔、そしてこの岩はいったい何年の時をかけてこうなったんやろ?

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森のあちこちに自生する可憐な白い花・・・

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写真撮ったり、息子たちはふざけながらでしたが、標識通り40分で山頂まで着きました。
ここで標高1283m、 ここにも小さな礼拝堂がありました。

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ここからの眺めは、もちろん最高!
柵はちょっとしかないので、下を覗くにも写真を撮るにも注意が必要!
(高所恐怖症の人、子連れの人は特に注意!!) 

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倒れた木を額に見立てて(次男の変顔&変ポーズもなしで)良い写真も♥ 
帰りはささっと下りて20分!合計1時間の気持ちの良い散策でした。 

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見慣れたマークが・・・と思ったら、ここもギリギリ?カゼンティ―ノ国立公園の南東の端っこ。
中には入っていませんが、フィレンツェからの玄関口ってことで、 
おらが村にはビジターセンターがあり、西の端っこに載っています。

いくつかの記事で「イタリアで最も美しい森の1つ」と称されていたカゼンティーノ地方の森。
こんな近くにいるんだから、もっと頻繁に訪れたいと思います。 

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「ラ・ヴェルナ」の食堂で、たらふく食べる!

聖フランチェスコが聖痕を受けた巡礼地「ラ・ヴェルナ」。
ここでは何も期待していなかった(考えてもなかった)スゴイことが・・・
それは、REFETTORIO(修道院の食堂)での食事!!

入口で人数をチェックした紙をもらい、席に着くと、
「パスタどうします?ミートソースかトマトソースかビアンコか?」 と聞かれ、
私、ダンナ、長男はミートソースをチョイス。

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ビアンコ(白)の次男は、和えるのはオイルかバターか?でバターをチョイス。

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Fantozziの映画か!ってくらい大盛!!
(多すぎて残しちゃったけど・・・先に言わないとアカンかったね💦)

ここは、プリモ・セコンド・付け合わせ・果物までフルセットメニューのみ。
値段は250mlワインと水入れて、大人1人18ユーロで、お代わりも自由!!
(ワインなしは16・5ユーロ、子供は半額でした)

セコンドは肉のグリルで、鶏肉、鴨肉、豚肉、腸詰ソーセージ。
これもトレイを持ったおばちゃんが周ってくるので、どれが欲しいかを言うのですが

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「1個?2個?(答える前に2個入れられる)、豚も食べとき!」
と、言った以上に盛られてしまう(笑)
付け合わせはサラダ菜にフライドポテト、サラダ菜は各テーブルにボウルが置かれ、
ポテトフライはトレイで周ってくるので、子供たちはたんまり入れてもらってました。
最後は果物が入ったボウルがデデン!と来るので、各自皮をむいて頂きます。

おかげで皆、苦しいって程お腹がいっぱい・・・
でも安くてたくさん食べれるだけでなく、全てがシンプルだけどめちゃ美味しいんです。
長男は私よりも食べてたくらい ( ゚Д゚)

フルコースは無理~と言う方も、パニーノなどを注文して席で食べられ、
バールも併設しているので、お昼に、おやつにいつでも立ち寄ることができますよ。
食堂は門を入ってまっすぐ進み、右の建物にあります。

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「ラ・ヴェルナ」で美術もしっかり堪能する!

「ラ・ヴェルナ」では、小さなミュージアムも併設していて、入場は喜捨。
このサントゥアーリオにあった美術品展示と、修道院の生活の様子が分かるようになっています。

※ミュージアムの開館は日曜・祝日のみ、10時~12時、14時~17時になります。


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大聖堂右下のサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会の右の扉から入ります。
(MUSEOの標識あり)

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入ってすぐは、聖歌の装飾楽譜と可愛らしい天使がお迎え。

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その先は、典礼時に使う用具や衣装、タピスリーなどの展示室が続き

一番奥は「修道院」の生活が見える展示・・・個人的にはこのエリアが一番好きです。

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薬草の部屋、昔からこうして修道士さんがいろいろ作っていたんですね。

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それから「パンと美味しいパン」と名のついた部屋。台所かな。

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別の一角にあった、ネームの入ったお皿。
高級な銀器などでなく、ここでも素朴なテイストにほっこりとしてしまいます。

博物館以外の場所でも、よく見るとあちこちに美術作品が散らばっています。

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圧巻は、大聖堂右下のサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会内や

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聖痕の礼拝堂の主祭壇にある作品、これはルネサンス期の有名な彫刻家、
アンドレア・デッラ・ロッビアの釉薬を使用した作品です。
私たちは一瞬でちゃんと見られなかったけれど、大聖堂内にも作品があります。

礼拝堂の中でも、この朽ち果てたフレスコ画が気になったのですが・・・

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地図で見るとおそらく「ロッディ礼拝堂」、でもこの名前で検索しても詳細は出てこず・・・
一体いつのどんな作品だったのか?次回行った時は修道士さんに聞いてみたいな。

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そして全く理解は不能なのですが、この文字にうっとり・・・。
イタリアの教会ではラテン語の表示が多いですが、これはラテン語ではないような?
ただ見ただけでうっとりするような美って、意味が分からなくても本能でトキメキます✨

宗教的な部分以外でも、楽しめる要素がたくさんありました。


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聖フランチェスコゆかりの地「ラ・ヴェルナ」で生きる本質に触れる

サッカーの試合もなく、2日後はまた祝日の日曜日。
遠くではなく行ったことない所は・・・と考えて、「ラ・ヴェルナ」に行ってきました。

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アッシジの聖人・フランチェスコが聖痕を受けた地として、
山の岩場に建てられたサントゥアーリオ=聖所で、大聖堂や礼拝堂、
巡礼者などを受け入れる宿泊所や食堂を抱える1つのコミュニティになっています。

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まずは、来月に初聖体拝領式を受ける友人へのプレゼントを買いに、ショップへ。
ロザリオなど宗教的なグッズはもちろんのこと、修道士たちが作った薬草製品なども。

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リキュール類や

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石鹸やクリームなど。陶器の記念品もあります。

それから大聖堂に向かいますが、まだミサ中だったので、「聖痕の廊下」へ。

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この長い廊下には、聖フランチェスコの生涯、特にラ・ヴェルナでの出来事を中心とした
絵画がずらりと並んでいます。 

その先からは、小さな礼拝堂などが並びます。

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朽ち果てたフレスコ画がある礼拝堂や

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祭壇のメダイヨンがまぶしい礼拝堂、人がやっと入れるくらい小さい入口の礼拝堂・・・ 
何もかもが、聖フランチェスコの「清貧」 の精神が息づいているようです。

そこから外に出ると、サントゥアーリオの一番端っこで

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これらが絶壁の上に建ってる事を実感!!
ビビラーの長男はヒーヒーになりながらここの通路を歩きました(苦笑) 

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帰りの廊下では、フランチェスコ会修道士さんがガイドしてる姿を見かけました。
個人レベルではどうかは分かりませんが、グループではガイドをしてもらえるようです。
 
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どうやらミサが終わったようなのですが、とにかくすごい人!!
入れ替わりの時に中に入ったのですが、今度は次のミサに入ってくる人波に押され 、
一瞬で出ていくことに・・・しかし、ここも有名な教会の派手さは全くなく
何の印象もないほど質素な中身でした。

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とりあえず、記念撮影(笑・・・次男は1日中テンションマックスでした) 

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私はカトリック教徒ではないのですが、山の中に佇むサントゥアーリオでは
そこに身を置くだけで心が洗われるよう・・・なんというかな、
本当に必要なことだけあれば、それだけで十分というか、余計なものはいらないというか、
今あるものに幸せを感じるというか・・ 生きる上での本質、かな。

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季節を変えて、また戻ってきたいな。


ラ・ベルナのサントゥアーリオ公式サイト 
行くのは基本、車でしか行けないようです・・・
サントゥアーリオふもとの町・Chiusi della Vernaまでは
アレッツォからビッビエーナまでTFT鉄道、ビッビエーナからはTiemme社のバスH11,H12 で。
ハイヤーが必要な方はお問合せ下さい。 

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