イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

修道院

「ラ・ヴェルナ」で美術もしっかり堪能する!

「ラ・ヴェルナ」では、小さなミュージアムも併設していて、入場は喜捨。
このサントゥアーリオにあった美術品展示と、修道院の生活の様子が分かるようになっています。

※ミュージアムの開館は日曜・祝日のみ、10時~12時、14時~17時になります。


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大聖堂右下のサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会の右の扉から入ります。
(MUSEOの標識あり)

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入ってすぐは、聖歌の装飾楽譜と可愛らしい天使がお迎え。

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その先は、典礼時に使う用具や衣装、タピスリーなどの展示室が続き

一番奥は「修道院」の生活が見える展示・・・個人的にはこのエリアが一番好きです。

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薬草の部屋、昔からこうして修道士さんがいろいろ作っていたんですね。

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それから「パンと美味しいパン」と名のついた部屋。台所かな。

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別の一角にあった、ネームの入ったお皿。
高級な銀器などでなく、ここでも素朴なテイストにほっこりとしてしまいます。

博物館以外の場所でも、よく見るとあちこちに美術作品が散らばっています。

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圧巻は、大聖堂右下のサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会内や

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聖痕の礼拝堂の主祭壇にある作品、これはルネサンス期の有名な彫刻家、
アンドレア・デッラ・ロッビアの釉薬を使用した作品です。
私たちは一瞬でちゃんと見られなかったけれど、大聖堂内にも作品があります。

礼拝堂の中でも、この朽ち果てたフレスコ画が気になったのですが・・・

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地図で見るとおそらく「ロッディ礼拝堂」、でもこの名前で検索しても詳細は出てこず・・・
一体いつのどんな作品だったのか?次回行った時は修道士さんに聞いてみたいな。

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そして全く理解は不能なのですが、この文字にうっとり・・・。
イタリアの教会ではラテン語の表示が多いですが、これはラテン語ではないような?
ただ見ただけでうっとりするような美って、意味が分からなくても本能でトキメキます✨

宗教的な部分以外でも、楽しめる要素がたくさんありました。


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聖フランチェスコゆかりの地「ラ・ヴェルナ」で生きる本質に触れる

サッカーの試合もなく、2日後はまた祝日の日曜日。
遠くではなく行ったことない所は・・・と考えて、「ラ・ヴェルナ」に行ってきました。

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アッシジの聖人・フランチェスコが聖痕を受けた地として、
山の岩場に建てられたサントゥアーリオ=聖所で、大聖堂や礼拝堂、
巡礼者などを受け入れる宿泊所や食堂を抱える1つのコミュニティになっています。

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まずは、来月に初聖体拝領式を受ける友人へのプレゼントを買いに、ショップへ。
ロザリオなど宗教的なグッズはもちろんのこと、修道士たちが作った薬草製品なども。

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リキュール類や

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石鹸やクリームなど。陶器の記念品もあります。

それから大聖堂に向かいますが、まだミサ中だったので、「聖痕の廊下」へ。

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この長い廊下には、聖フランチェスコの生涯、特にラ・ヴェルナでの出来事を中心とした
絵画がずらりと並んでいます。 

その先からは、小さな礼拝堂などが並びます。

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朽ち果てたフレスコ画がある礼拝堂や

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祭壇のメダイヨンがまぶしい礼拝堂、人がやっと入れるくらい小さい入口の礼拝堂・・・ 
何もかもが、聖フランチェスコの「清貧」 の精神が息づいているようです。

そこから外に出ると、サントゥアーリオの一番端っこで

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これらが絶壁の上に建ってる事を実感!!
ビビラーの長男はヒーヒーになりながらここの通路を歩きました(苦笑) 

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帰りの廊下では、フランチェスコ会修道士さんがガイドしてる姿を見かけました。
個人レベルではどうかは分かりませんが、グループではガイドをしてもらえるようです。
 
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どうやらミサが終わったようなのですが、とにかくすごい人!!
入れ替わりの時に中に入ったのですが、今度は次のミサに入ってくる人波に押され 、
一瞬で出ていくことに・・・しかし、ここも有名な教会の派手さは全くなく
何の印象もないほど質素な中身でした。

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とりあえず、記念撮影(笑・・・次男は1日中テンションマックスでした) 

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私はカトリック教徒ではないのですが、山の中に佇むサントゥアーリオでは
そこに身を置くだけで心が洗われるよう・・・なんというかな、
本当に必要なことだけあれば、それだけで十分というか、余計なものはいらないというか、
今あるものに幸せを感じるというか・・ 生きる上での本質、かな。

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季節を変えて、また戻ってきたいな。


ラ・ベルナのサントゥアーリオ公式サイト 
行くのは基本、車でしか行けないようです・・・
サントゥアーリオふもとの町・Chiusi della Vernaまでは
アレッツォからビッビエーナまでTFT鉄道、ビッビエーナからはTiemme社のバスH11,H12 で。
ハイヤーが必要な方はお問合せ下さい。 

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クリスマスイブは、昼も夜もアッバディア・サン・サルヴァトーレで

リヨンネタは少しお休みして、クリスマスの様子を。
我が家は例年通り、家族でオルチャ渓谷のばーちゃん村で過ごします。

今年は23日の晩に到着し、これも毎年恒例?足りないものを買い出しに
隣町のアッバディア・サン・サルヴァトーレのCOOPへ。
そのついでに大好きな旧市街にも寄ってみたら、
晩のイベント・フィアッコレの準備の真っ最中。

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修道院前の広場、大きな櫓が2つ。そして今年はとたくさん市も出るみたい!

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市役所前のツリー、今年は白が基調。

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そしてあちこちに小さな「フィアッコリーナ」が・・・可愛すぎる💛

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旧市街を外から、この外側の新市街は結構大きくお店やレストランもたくさんあります。

そして夜はまさに本番!のフィアッコレ。

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広場の真ん中には、イルミネーションでのプレゼーペ。

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おそらく初めて、子供たちと修道院のクリプタに入って

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プレゼーペも見てきましたよ。

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今年はイタリア国営放送RAIのニュースでも放映されるほど、年々盛り上がるイベント。
まだまだ世界的に有名ではにないにせよ、「シエナ人のパリオ」くらい
アッバディアの人はフィアッコレに情熱を注いでいます。

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市役所前のフィアッコレは18時点灯なので(一度点灯のシーンにも立ち会ってみたい)
私たちが行った21時はかなり燃え尽きてました。

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それから旧市街に入ると、もうそこは童話の世界!

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石造りの家、石畳だけでもそうなのに、クリスマスの飾りつけと控えめなイルミネーション

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そしてフィアッコレの炎・・・

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ここに来て「ああ、今年もクリスマスがきたんやな~」
としみじみかみ締める、私たち家族にとっても欠かせないイベントです。

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アッバディアは日本ではまだまだ馴染みのない町ですが
オルチャ渓谷に1日以上来られる方には、ぜひぜひ来てほしい町の1つです。
来る価値は絶対ありますよ~と声を大にして言いたいくらい!
おススメはやっぱりこのフィアッコレ~来年は日本の方をアテンドできるかな?

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モノクロにしても、雰囲気ありあり♪
 

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くみこ

フィレンツェ郊外の田舎にダンナ&息子2人で暮らす。通訳・翻訳、トスカーナ専門のコーディネイター・ライターの仕事をしつつ、愛着を持つトスカーナの田舎や小さな村、イベント、郷土料理レシピなどを発信・個人旅行の提案を行うサイト・トスカーナ自由自在を運営。
デカい・黒い・よくしゃべるので、日本人には見られないコテコテ関西人。

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