パルマリア島のバカンス話、最後の更新です。
この保養所の7割がたはリピーターのお年寄り夫婦で、30年以上の友人関係。
それでも彼らだけで固まるわけではなく、
私たちのような新顔の比較的若い家族を見て、
「平均年齢が下がったぞ!」と皆で笑いあう、和気あいあいな雰囲気。
ここは、良くも悪くも保養所以外は何もないうえテント生活なので、
公共の場であるTVルームとバール、テラスで一緒に過ごす時間が多く、
そこでおしゃべりしながらだんだんと仲良くなりました。
ティーナは息子さんが7才だった35年前に来て、それ以来の友人達。
当時は高いお金をかけて電話し合ったり、絵葉書を送ったり、
今ではそれはチャットもスカイプとなり、「いい時代になったわよね~」と笑う。
名前は分からず仕舞いだったけど、採石場まで散歩に行った時にしゃべったおじさんは
「採石場は恋に落ちる場所なんだよ」と教えてくれた。
友人関係を築いた家族の子供たちは、毎年、あるいは隔年ここで会ううちに
恋愛関係になることもあるそうで、このおじさんの娘さんも、
ここで知り合った家族の息子さんと再婚したのだそう。
そしてこれらのカップルが今度はまた子供たちを連れてやってきて、
また違う友情や愛情が生まれる・・・なんてロマンチックなんや!!
いろんな家族ごちゃまぜで、ボッチェに、
テーブルサッカーゲームに。
誰が誰の子なのか?孫なのか?分からない構図ばかり(笑)
こうして長年のいろんな家族の「歴史」が綴られた島、
ここで彼らと仲良くなれて、なんだかとってもほっこりしました。
正直、ここでの10日間は暇を持て余すこともあり、毎年来るのはキツイと思うけど
また彼らに再会しに、数年後にはまた戻ってきたいな。
【セルフマガジンが完成しました!】
お問合せフォームでお願いします)