イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

彫刻

特別展を見るなら、やっぱり「ストロッティ宮殿」

Le volpi e l'uvaの後は、1人やってきました、ストロッツィ宮殿!
お目当ては特別展の「IL CINQUECENTO A FIRENZE(=フィレンツェの1500年代)
告知を見てから、これは絶対に行かねば~と楽しみにしていました。

※ちなみにCINQUECENTOはそのまま訳すと500、ですが
 イタリアでは1000年代は1000を省略して百の位から言います。
 ローマ帝国崩壊後、1000年以前のイタリアって結構空白の歴史だからかしらん・・・?

IMG_9314

ストロッツィ宮殿は常設展はなく、通常4か月に1つのスパンで優良な特別展を開催しています。
特に開催直後と、土日はフィレンツェ人で混んでいるので、やっぱり平日がおススメ。
過去記事を遡ると、私はちょうど3年前のピカソ展に行ってました

IMG_9315

入るとこんな中庭があり、バールとチケット売り場がありますので
チケットを購入したら売り場脇の階段を上り、2階の展示室に入ります。

最初の展示室は、フィレンツェ1500年代の芸術で、
他の芸術家の手本となった2人の作品が展示されています。

IMG_9316

ミケランジェロの「川の神」と、アンドレア・デル・サルトの「ルコのピエタ」

ミケランジェロ好きな私としては、この作品と解説が面白かったです。

IMG_9320

ミケーレ・ディ・リドルフォ・デル・ギルランダイオの「夜」
メディチ家礼拝堂の新聖具室に、同じ名前のミケランジェロの彫刻があります

IMG_1868

この彫刻を絵画バージョンに置き換えたものなのですが、いくつかの違いが・・・
私はこの彫刻を思い出しながら解説を読みましたが、並べて写真で見ると分かりやすい(笑)

近代的手法と反改革、そしてメディチ家と教会からの委託、という
相反する2つのファクターの間で揺れ動く1500年代の動きにフォーカスした特別展。
当時は宗教(教会)と美術も切っては切れない中で、宗教会議の結果に影響されたり
宗教的人物の描き方で論争が巻き起こることもあった時代・・・
そんな中でも自分の目指すスタイルを貫こうとした芸術家たちの力強さを感じたり、
当時の流行りの様子が感じ取れたり・・・すごく興味深い展覧会でした。

そしてもう1つ面白かったのは、展示室の出口と入口の間の部屋にあったコレ!

IMG_9323

この中に顔を入れて写真を撮る、タグ付けてSNSに投稿してね!
ってやつですが、コレ、何だと思います?
なんとあの有名なヴァザーリの「芸術家列伝」で芸術家の紹介で出てくるフレーム
左から画家、建築家、彫刻家で、それぞれのカテゴリーのフレームに
それぞれの芸術家の肖像画が描かれているものだそう。
私もやってみたかったのですが、1人だったのでできず、残念(涙)

私は展示室ごとの解説パネルは全て、70ほどある作品の解説は半分くらい
読みながら周って1時間くらいでした。
あまり長く芸術鑑賞するのが疲れる方には、ちょうどよいボリュームかと。


この特別展は、2018年の1月21日まで開催されています。
チケットは大人12ユーロと高めですが、COOPやリナシェンテの会員カード、
ユーロスターやフィレンツェ市バスのチケット提示で9.5ユーロになります。

フィレツェに何回も来ていて、定番の博物館にはすべて足を運んだ、
という方には特に、ストロッツィ宮殿の特別展、おススメですよ。


セルフマガジンが完成しました!
selfmagazine
送付依頼は、こちらのお問合せフォームより
題名      ⇒ セルフマガジン送付依頼
メッセージ本文 ⇒ 送付先、依頼部数など
をご記入のうえ、送信ください。
(FBやブログへのコメントやメールではなく、
お問合せフォームでお願いします


 
トスカーナの旅・ビジネス・取材のコーディネイト&通訳なら

ロゴ最終



ピストイアは「マリーノ・マリーニ」の町

ピストイアの有名なものの1つが、この方。

IMG_4191

世界的にも有名な近代彫刻家、マリーノ・マリーニ。
フィレンツェにも彼のミュージアムがあるし、ブレ美術学校の彫刻教師もしていたこともあり
ミラノの名誉市民の彼ですが、出身はピストイアなんです。

IMG_4184

ここピストイアには、マリーノ・マリーニ財団と美術館があります。

IMG_4186

その右横に開いていた教会に先にふらっと入ったのですが、
ここも財団の一部で、14世紀のフレスコ画の空間にマリーノの彫刻が見事にマッチ。

IMG_4189

奥から見るとこんな感じ。
マリーノの作品が展示されたのは2008年の改修後で、
現在はイベントスペースとしても使用されているそうです。

教会入ってすぐ左のドアを出ると、そこは美術館ロビーだったのですが

IMG_4192

時間の関係で入場しなかったけれど、ここで少し作品も見ることができました。

しかし、マリーノの作品は市役所でもできるんです!

IMG_4143

1階の庭には、1953年の作品「奇跡」が。

IMG_4138

1階から階段を上がってすぐの2階部分にあったのも、
叙述はなかったですが彼の作品と思われる彫刻作品があります。
市役所の中庭や廊下に行くのは自由なので、ミュージアムだけでなく、ぜひ訪れてみてくださいね。

彼の作品はフィレンツェとピストイア以外でも、
ミラノのブレラ美術館、ヴェネツィアのグッゲンハイム美術館にも展示されています。


セルフマガジンが完成しました!
selfmagazine
送付依頼は、こちらのお問合せフォームより
題名      ⇒ セルフマガジン送付依頼
メッセージ本文 ⇒ 送付先、依頼部数など
をご記入のうえ、送信ください。
(FBやブログへのコメントやメールではなく、
お問合せフォームでお願いします

 

トスカーナの旅・ビジネス・取材のコーディネイト&通訳なら

イタリア情報ブログランキング   


無料公開!10年以上ぶりの「メディチ家礼拝堂」

昨日の2月18日は、トスカーナ大公メディチの最後の末裔・
アンナ・マリア・ルイーザ・デ・メディチの命日ということでメディチ家礼拝堂の入場が無料!
最後は語学学校の遠足だったか、結婚式で来伊した両親と行ったか?
はっきり覚えてないけど、かれこれ15年近く前・・・これは、行っとくしかない!!てことで
日本語学校の待ち時間に勇んで行ってきましたが!・・・が!!

IMG_1852

やっぱり並んでる Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン 
これは無理かと思ったけど、ちょろちょろ進んでるので待っていると、
何なく10分後くらいに入場!

IMG_1854

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━💛

入って右に回ると、このお方、そう、彼女が
アンナ・マリア・ルイーザ・デ・メディチ、1743年のこの日に亡くなりました。

IMG_1884

無料のニュースサイトで知ったけど、彼女の遺言で
「メディチ家のコレクションがフィレンツェにとどまり、一般に公開されること」
を条件に、メディチの
すべての美術品をトスカーナ政府に寄贈したため、
フィレンツェに残されたそうです。
今のフィレンツェがあるのも、彼女のおかげって訳か!

時間がないので、まずは君主の礼拝堂へ・・・

IMG_1858

どーだー!!と言わんばかりの、重厚な大理石と貴石に囲まれた礼拝堂は圧巻!

IMG_1863

それでも6人入るはずの像は半分が空っぽで、そこにまた盛衰を感じるのだわ・・・

IMG_1881

像がない人は、その大公の冠だけがぽつんと残る・・・

そして一番の見どころである、新聖具室へ・・・
ミケランジェロファン(私)にはたまらん空間なのです!

IMG_1870

ウルビーノ公ロレンツォ・デ・メディチの墓碑には「夕暮れ」と「曙」の寓意象が

その向かいには、ネムール公ジュリア―ノ・デ・メディチの墓碑があり

IMG_1868

「昼」と「夜」の寓意象が。

そうか、これはロレンツォ・イル・マニーフィコの墓碑じゃなかったか!
と説明書きを読んで思い出し、振り返ると・・・

IMG_1872

真ん中の聖母子像だけがミケランジェロ作で、
結局ロレンツォ豪華王と弟のジュリア―ノの墓碑は予定通りにできず、
後世こういった形で地味に(笑)落ち着いたようです。

名残惜しく新聖具室を去り、新聖具室横の小部屋をささっと・・・

IMG_1878-1

ここにはメディチ家出身の教皇・レオ10世の帽子と旗が。
1500年代のものなのに、なんか新品のような美しさにクラクラ・・・

IMG_1879

そのうちの1つにあった、この壁に残る筆跡は何!?
説明パネルもなく、調べてみても何なのかは不明・・・ご存じの方、教えて下さい!

これにて、30分強の見学は終了!普段は外を通るだけで、友人や家族が来るか、
仕事以外ではなかなか入らんけど、たまに入るとやっぱりいいなぁ。
ウフィッツィをはじめ、有名どこのほとんどは2年前の新聞取材で入ったけど
バルジェッロ、ヴェッキオ宮殿は最近は入ってないかも。
フィレンツェで時間がある時にちょろちょろ再訪しようかな。
せっかくこんなに近くにいるんだからね★
(いつでも行けると思うとなかなか行かない・苦笑)


セルフマガジンが完成しました!
selfmagazine
送付依頼は、こちらのお問合せフォームより
題名      ⇒ セルフマガジン送付依頼
メッセージ本文 ⇒ 送付先、依頼部数など
をご記入のうえ、送信ください。
(FBやブログへのコメントやメールではなく、
お問合せフォームでお願いします



トスカーナの旅・ビジネス・取材のコーディネイト&通訳ならイタリア情報ブログランキング   
 
Profilo
Blogはリンクフリーですが、掲載記事・写真の無断コピー・転載・加工はお断りいたします。
トスカーナ自由自在

Facebookページも宣伝 にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ
Commenti
記事検索
アクセスカウンター

  • ライブドアブログ