イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

野菜もオイルも卵も、そして肉も全部自家製!~ダニエーラの料理教室

前日にオリーブオイルの搾油所見学絵付けを体験されたお客様の
2日目は・・・ダニエーラ宅での料理レッスンです!

ここの料理レッスンの特徴の1番は、やはり食材。
他の料理レッスンも食材にこだわっているところが多いですが
ここはこだわってる、というより、昔から家族代々やってる普通のことなのです。

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キッチンに置いてあった食材の一部、ブロッコリーも豆も、そしてクルミも!
リコッタチーズは市販のものですが、飼っているヤギが出産した後
4~8月はお父さん・フランチェスコ手作りのチーズに変わります。
他にトマトピューレ、じゃがいも、卵、オリーブオイルも・・・
そして野菜や卵が自家製なのは田舎生活ではまぁよくあることですが
ここはメインのお肉も(もちろん日本からのお客様用であって、毎食ではないでしょうが)
自家製だということ・・・前回はヤギ、今回は鶏の命をありがたく頂きました。

お客様にご希望を伺ったところ、今回も手打ちパスタメイン、ということだったので
前回と同じく2種のパスタを手打ちすることになりました。

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卵が大きめなので、500gの粉に卵4個。
他の料理レッスンプログラムではパスタマシーンを使用するところがほとんどですが
ここでは昔ながらの麺棒で!

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生地を伸ばしたら、具を詰めていきます。
1つ終わったら、また生地を伸ばし、具を詰めるの繰り返し。
ダニエーラは生地のこねこねも超速だし、伸ばすの手際もすんごいんです。
その様子を、少しだけ動画でどうぞ!
それもそのはず!ダニエーラは週末はもちろん、平日も1~2日、
仕事から帰宅後に打つこともあるそうで・・・
イタリアン・マンマも兼業主婦も多くなり、手打ちパスタをする人も少ない中、貴重な存在!

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最後は、お客様も長い麺棒で巻き巻きテクニックに挑戦~しかもお上手!!

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そんなことをしている間、フランチェスコは火の番・・・
寒い中、炭火で鶏を焼いてくれていました。

こうしてできたメニューはこんな感じ。

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リコッタチーズ&ほうれん草のラビオリに、バター&クルミソース。

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ムジェッロ風トルテッリは、マッシュポテトの入ったこの地方のパスタ。

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メインは自家製の鶏の炭火焼き、野菜と豆はシンプルに茹でて、
前晩に搾油したばかりの自家製オリーブオイルをとろーりとかけて。
お客様とも言ってたんですが、この鶏肉、ふだん食べるのと全然違う。
変に柔らかくなくて、ムチムチプリプリの筋肉質の肉!

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9月の写真、今回はうす暗くなってもう小屋に入ってた鶏とホロホロ鳥

これだけ広い(とはいえ夜キツネなどに襲われるので囲ってますが)敷地で放し飼いだし
しかも勾配や岩もあって鍛えてるしね!とフランチェスコは笑ってました。

そして働き者のフランチェスコがいなくなったと思ったら、
鶏を焼いた炭火でまた、栗のローストを焼いてくれていた・・・

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更にフィレンツェの名物スイーツ、ズッパ・イングレーゼと、
ダニエーラ手作りのハチミツとシナモンをベースにした食後酒と、〆のエスプレッソも。

ダニーエラの料理レッスンの楽しみは料理を習う、美味しい夕食を家族と食べる
のお楽しみがありますが、今回のYさんは更に・・・明日の更新に続きます♪


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アーティチョークはこんな風になっています

アントネッラのアグリの畑は夏野菜に入れ替えているはずが・・・何もない・・・
というのも、植えたトマトやサラダ菜の苗が、壊滅的に野鳥に食べられたそうで
今度は苗を小屋の中でとりあえず大きくしながら、対策をたてているところらしい。

しかし、畑の端に見つけた、コレ!!

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私も大好物の、アーティチョーク(イタリア名:カルチョ―フォ)!!
もう終盤で、ほとんどが消費した後でしたが、まだ最後の数株が残っていました。
こんな風に、ニョキニョキと生えているんです。

実がなっているのは幾度となく見てますが、今回おそらく初めて見たのが・・・

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実になるきる前の花?日本語名は西洋アザミ、まさにアザミの花。

アグリに来ると、こんな野菜の様子も見ることができますよ♪


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自然の中で暮らすこと、生き方を選択すること

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今回のローマ有機農家視察では、私個人としても感慨深いことだらけでした。
視察の中で皆さんが発する言葉をお互いの言語に訳すたび、響く言葉ばかり。

「人間の体は、食べるもので作られる」
「食べ物は「製品」ではない、そうであってはいけない」 
「できるだけ自然を触らない、ジャマしない」 

有機の製品や網を張って悪い虫をよけるのさえも、
「そんなことしたら良い虫もいなくなる。自然のバランスは壊してはいけない」 
「本当にどうしようもない時は別として、ひどい虫や雑草は手で排除する」 

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「この質問に答えるのは10年かかるよ、10年かかって話すという意味でなく
 質問に答えられるようになったのは、10年以上の経験があるから、という意味」
「有機農家になったのは人生を、生き方を見つけるため」 

効率、利便さ、消費、経済・・・
それと比べてどうなのか?両立できるのか?できないのか?
それぞれ思う事、そしてあとは個人の選択次第です。
私はイタリアの田舎に住んで、この10年で徐々に考え方も生活スタイルも変わりました。
でもそれは、無理に窮屈に「~しなくっちゃ!」でなく、
自分がこう思うから、やれることからやっていこう、というスタンスです。
そうすると、それがだんたん当たり前になってきます。

これからまだ何がやれるかな?と、今回、また考えることができました。
楽しみです♪

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【レポート】アントネッラのアグリで料理教室・食事&散歩編

~前回記事の続きです~

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イタリアの家庭では、こんな感じにセッティングされていることがよくあります。 
イタリア料理のフルコースは、前菜⇒プリモ(パスタ、リゾットなど)⇒メイン(肉、魚)
なので、一番上が前菜で、前菜食べたらお皿を下げ、2枚目が底が少し深いプリモ用皿、
そこに取り分けて食べたらお皿を下げ、3枚目の平たいメイン用皿が出てくるという訳。
(私も現ダンナの実家で初めてコレを見て、???でしたので (#^^#) 解説しときました)

用意してすぐ食卓に持ってきた、洋ナシ・ペコリーノチーズ・ハチミツの前菜は・・・

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!!・・・となるような食べ合わせ!もちろん、美味しくて!!ですよ。 

それから、ボウルでドン!と置かれたタリアテッレ&フレッシュトマトソース。
つるっつるで、でもしっかり歯ごたえがあって・・・やっぱり生パスタは格別です。
そしてソースもトマトの美味しさがギュッと濃縮!

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イタリアでは鍋ごと出てくることは少なくないです(家庭や気の知れた仲間うち、ね) 
メインもドドン!と鍋ごと出てきましたが、写真は取り分けたもの。

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付け合わせは、フェンネル。
日本では上のもじゃもじゃだけ売ってるそうなので、
皆さん、あの下にこれがあるの!?とびっくりされてました。
このもじゃもじゃだけだと、うちの庭にも道端にもアホほど生えてるのに、
日本では結構なお値段だそうで・・・ 

そして最後はティラミスーーー!!

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生クリームを入れない、イタリアの超シンプルなティラミス。
私は日本のティラミスを食べたことがないですが、 皆さんこの美味しさに絶叫されます。
・・・あ、フルコース食べた後なのに、このボリュームにも絶叫(笑)

そして最後はっ!

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リッカルドの自家製リキュール2種!色がほぼ同じなので分かりにくいですが
1つはブラックベリー、1つはクルミのリキュール、どちらも庭でとれたもの。
クルミはグラッパのようにガッツリですが、ブラックベリーは同じアルコール度でも
甘ずっぱっくてなかなか美味しい♪ でもすんごいキケンなやつだと思う・・・( ゚Д゚)

満たされまくった後は、スタッフのドナテッラの案内で 敷地散策。

相変わらず雑草ボーボーのたくましい野菜たち。
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その土壌は、野菜くずで作られたコンポストと、家畜の糞。
この敷地内で、自然の循環が全て完結しているんです。

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それから各種鶏や豚、馬やロバ、ヤギちゃんたちなど動物と触れ合い・・・

生産品を購入して、あ~ッという間の6時間。

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私はコーディネイトと通訳を担当していますが、仕事なのにいいのか!と思うくらい、 
めちゃ楽しんじゃってます・・・でも、私がいいと思うから、楽しいと思うからこそ
他の人にも経験して欲しい、それに尽きます。
りぼんさんのグループを初めて迎えてから、今までは料理教室はやっていなかったのに
私のお客さんだけ特別にやってくれるようになって4年目。
ただ作って食べるだけでなく、しっかり思いや説明を聞いてほしいとのことから、
イタリア語ができる方以外は 通訳とセットになっていますが、
その分、食材選び、ひいては食生活や環境、自然について考え、それに触れ、 
単なる料理教室よりも深い体験をして頂ける こと、間違いなしです!
グループだけでなく、2名様より、宿泊なしの日帰りでも、もちろん宿泊付きでも、
たくさんの方の起こしをお待ちしています♥

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くみこ

フィレンツェ郊外の田舎にダンナ&息子2人で暮らす。通訳・翻訳、トスカーナ専門のコーディネイター・ライターの仕事をしつつ、愛着を持つトスカーナの田舎や小さな村、イベント、郷土料理レシピなどを発信・個人旅行の提案を行うサイト・トスカーナ自由自在を運営。
デカい・黒い・よくしゃべるので、日本人には見られないコテコテ関西人。

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