イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

要塞

サンマリーノ共和国の「3つの塔」

サンマリーノ共和国は、予想以上に観光地でした(笑)
町はキレイで散策も楽しいですが、お土産屋さんとファストフード的なお店がいっぱい。
そういう場所はあまり好きではない私ですが、これらがあるから、良いのです・・・それは!

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要塞!!
・・・しつこいくらい書いてますが、要塞フェチなんです、私。
ここサンマリーノは旧市街が城壁に囲まれているだけでなく、
なんと3つも!3つも!!要塞があり、要塞好きにはたまらない国です(笑)

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まずは、「第一の塔」と呼ばれる要塞へ・・・一番古く、11世紀の建設です。

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外周をまず周りますが、霧が濃くて真っ白・・・絶景パノラマは見えず💦

それでも塔の上にとりあえず上ってみる。

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一番最初の階段が急で最後はハシゴ状態。
あとが心配になりましたが、その後はなだらかな普通の木製の階段でした。

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霧がありつつも、それが逆に神秘的な感じ!

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その次は、「魔女の細道」という散策路で「第二の塔」へ。
(写真は後ろを振り返り、第一の塔を見たところ)

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第二の塔は旧市街のあるティターノ山の頂上750mにあり、13世紀の建設。

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そこからまた、今度は森の中の散策路を行き、第三の塔へ。

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第一・ニの塔は要塞になっていたけれど、これはホントに塔だけで外部からしか見られません。
元々の建設は1320年ですが、1930年に一部再建されています。

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それからテクテク来た道を戻り、第二の塔からは城壁沿いを歩いて旧市街へ戻りました。

第一・ニの塔は入場でき、それぞれ4.5ユーロの単独チケットか、
2つの塔とその他3つのミュージアム5つの共通入場券10.50ユーロがあります。
私たちはミュージアムには入らないので、入場は第一の塔だけにしました。

ここで要注意!は、チケットはプラスチックの電磁式で、使用後に返却すると
1枚1.5ユーロ返金されます・・・が!窓口では購入時に案内がありませんでした。
たまたま帰り際聞いたら、「記念に持って帰ってもいいわよ?」と言わましたが、
返金のことは言わず!いらないから返したら、お金が戻ってきたという💦
当たった人が悪かったとはいえ、なんでそういうセコイことするかなー(;^ω^)

それはさておき、その他サンマリーノ共和国の観光案内はこちら
リミニからバスが出ているので、割合簡単に行けそうですよ。


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オルチャ渓谷一の高さを誇る「ラディコーファニの要塞」

要塞フェチの私は長年行きたかったところ・・・それはラディコーファニの要塞。
これまたばーちゃん家から近いのに、町には9年前に一度行ったことがあれど、 
長男がヨチヨチ歩きで要塞までは行けなかったのです。

今回はイースターランチの後に、天気も最高の中にテンション高めに出発!

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オルチャ渓谷で一番高い場所にある町なので、遠くからでも見えるこの風景。
高みにニョキニョキっと生えている(笑)のが要塞の塔です。 

村には行かず、FORTEZZA(要塞)と書かれた標識に進むと、
チケット売り場のある駐車場があります。1人4ユーロ。

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中に入ると、も~う、私は大興奮=3=3=3 カッコよすぎる!! 
(いちいち変顔&変ポーズする次男、面白すぎる!) 

まずは塔周辺の草原を歩きます・・・・

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裾野がゆるやかなアミアータ山も全景がくっきり。
ばーちゃん村は見えませんでしたが、アッバディアピアンカスタニャイオが見えます。 

今度は5つある稜堡の下をくぐってみたり
 
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中は1200年代末の建造当時のまま、

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すごいレンガの積み方~芸術的! 

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そして一番の見どころ、塔にも上ってみます。

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中はミニ考古学博物館になっており、ここで発掘された土器などが展示されています。

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階段は近代的なもので、やや急ではあるものの、手すりもあって上り下りしやすいです。

そして上からのパノラマは・・・

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数々の要塞、オルチャ渓谷内のほとんどの要塞を制覇してきましたが
やはり一番高く障害物もないにもないので、360度見渡せるこの要塞からの眺めが
NO.1!と言っちゃってよいでしょう!!
写真では360度が分からないので、公式サイトにあった動画で堪能して下さい!



とはいえ、一番は実際に訪れて、その目で見て頂きたい絶景中の絶景。
要塞そのもの、塔からの眺め、そして緑の広大な 敷地はいつもとは時間の流れも違います。
オルチャ渓谷の中でもマイナーな町だし、公共の交通機関がほぼない行きにくい場所ですが
ほんとに来ないと分からない価値がありますよ。


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シエナから簡単に行ける、「初めての小さな村」4選

フィレンツェから簡単に行ける、「初めての小さな村」5選 が評判良かったので
今回はシエナを拠点にして簡単に行ける、小さな村のご紹介です♪
大半は トスカーナ自由自在のサイト に掲載されているので、リンクを参照くださいね。


1)ブォンコンヴェント

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シエナ駅から電車で25分(シエナ旧市街からはバスで1時間ほど)、
イタリアの最も美しい小さな村」にも選ばれています。
周りは新市街(住宅)が広がる平地にあるので、上からのパノラマありませんが
鉄道駅の斜め右前に旧市街の外壁が見えるほど、駅から近いので
まさに初心者にうってつけの小さな村でもあります。


2) モンタルチーノ

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ワイン好きの方には外すことができない、イタリア屈指のワインの産地。
要塞からオルチャ渓谷を見下ろし 、路地も楽しめ(アップダウンが結構あります)
ブルネッロやロッソ・ディ・モンタルチーノなどのワインに酔いしれて下さい!
ワイナリー訪問したい方は、こちら(ここは車でしか行けません)


3)サン・クイーリコ・ドルチャ
オルチャ渓谷の町の1つ、庭園やコレッジャータ教会が見どころ。
小さな村ですが、B&Bやレストランも割合充実しています。

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4)ピエンツァ
言わずもがな、オルチャ渓谷よりも先に世界遺産登録された観光地。
ドゥオモや城壁上のパノラマなど、小さい中に見どころがギュッと詰まっています。 

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1)3)4)はシエナから112番のバスを使います。
ここは終点がモンテプルチャーノで、本数はそれほど多くないものの、めちゃ使える路線。
時刻表:シエナ→モンテプルチャーノ 、 モンテプルチャーノ→シエナ
トスカーナ自由自在でのお客様も、この路線でサンクイーリコ、ピエンツァ、
モンテプルチャーノに1~2泊しながら周遊した方もいます。
(ただ、高台からオルチャを見下ろすのに テンテンナーノ要塞 に行きたい、というのと
 写真スポットに止まりながら行きたい、とのことで、
 サンクイーリコとピエンツァの移動はバスを使わずに ハイヤー をご利用いただきました)

ちなみにサンジミニャーノ、 チェルタルド 、 コッレ・ヴァル・デルザ は
シエナとフィレンツェの間にありますので、どちらからでもOKですし、
フィレンツェ⇔シエナ移動の時に寄るのがおススメです。 

サンジミニャーノはバスあるいは鉄道でポッジボンシ乗り換え(または直通)で、
ポッジボンシからはバスで25分~時刻表は下記リンクを参照ください。
ポッジボンシ(シエナ)→サンジミニャーノサンジミニャーノ→ポッジボンシ (シエナ)

フィレンツェ編でも書きましたが、ツアーや大都市しか旅行したことのない方には
ハードルが高いかもしれません・・・しかし!小さな村オタクの私としては
観光地から一歩出て、また一味違うトスカーナを感じて頂きたいと思います。
どーしても無理!でも行きたい!行ってみたい!という方は、
ハイヤーアテンドのご依頼をお待ちしています♪


関連記事:「フィレンツェから簡単に行ける、「初めての小さな村」5選


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フィレンツェから簡単に行ける、「初めての小さな村」5選

こないだFBの「イタリア旅行情報交換ボード」グループで、
「フィレンツェから行ける小さな町でおススメはどこですか?」 
という質問があったので、そこで私がコメントしたものを書きますね。
ほとんどが トスカーナ自由自在のサイト かブログに書いてますので
詳しくはリンクをクリックしてください♪

1) ヴィンチ

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言わずもがな、ルネサンスの巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチの故郷
ミュージアムもあり、村歩きもなかなか楽しいです。
フィレンツェから直通でエンポリ駅に行き、駅前からバスに乗ります。
ただ終点ではないので、運転手さんに行先を伝えて近くに座っておくと安心です。
(新市街でなく旧市街=チェントロ・ストーリコと伝えましょう)
小さな村なので、エンポリ駅からシエナ行きの電車で
2)のチェルタルドに行って2カ所日帰りもおススメです。

2) チェルタルド

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一方こちらは、「デカメロン」で有名なボッカチオの故郷。
フィレンツェから直通あるいはエンポリ乗り換えシエナ駅行きに乗り、
駅から少し歩いた広場から、ケーブルカーで旧市街へ。
蔦の絡まったホテル、花や雑貨が美しいバールなど、写真映えするポイントもいっぱい。

3) コッレ・ヴァル・デルザ

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こちらはフィレンツェからバスでシエナ行き(鈍行)で一本。
新市街を少し歩き、エレベーターで旧市街に行けます。
縦に長い旧市街の奥には要塞、新市街には特産であるガラスのミュージアムもありますよ。

4) グレーヴェ・イン・キアンティ

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ワイン好きにはたまらないキアンティ・クラッシコの里は、フィレンツェからバスで1本。
大きな広場の両脇の柱廊にはレストランや雑貨・ジュエリーショップ、
サラミなどをつまんで飲める肉屋など、いろいろ楽しい。
バスが通る道を挟んで向こう側には、大きなエノテカがあるので
ワイン好きはパスを購入してお気に入りをグラスで飲みまくるのも!
エノテカでなく、ワイナリー訪問希望の方は こちら がおススメ。
グレーヴェから車で5分の小さな村にあるんですが、
グレーヴェのバス停まで車送迎してくれますし、
ワイナリー訪問&テイスティングだけでなく、絶景と小さな村歩きが楽しめますよ。

5) フィエーゾレ

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フィレンツェ市バス7番で終点まで(サンマルコ広場が乗り場です)
フィレンツェの町全体の眺望あり、教会2つとローマ劇場跡が見どころ。

ツアーでしか旅行したことない方や
あるいは大都市一カ所だけの旅行しかしたことない方には
きっと「小さな町・村」に個人でバスや電車で行くのは、
ハードルが高く思えると思います・・・が!
困ってる時に教えてくれる人がいて思い出に残る出会いがあったり、
ちょっとした冒険気分で旅の醍醐味を味わえることも間違いなし!
電車の乗り方はこちら、バスの乗り方はこちらにも紹介していますので
ちょっと勇気を出して、ぜひ「小さな村デビュー」してみて下さいね💛

どーしても無理!という方はハイヤーか、アテンドの依頼をお待ちしてます。

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要塞フェチにはたまらない!カンピリア・ドルチャからオルチャ渓谷を一望!

イブのランチの後、家族でちょっと散策へ。
ばーちゃん村から目と鼻の先、カンピリア・ドルチャ・・・
もう何十回、いや100回以上かも?通ったことがあるのに降り立ったことのない村。

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村のてっぺんにある鐘楼がシンボル、ここまで登れるかは定かでないけれど、
旧市街目指してGOOOO=3=3=3

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結構な坂道、なぜかテンションの上がる子供たち(笑)

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アッバディアほどではないけれど、石造りの家が残り、
建物の一角に描かれた村の絵も可愛い。

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こんなトンネルも抜けながら、ひたすら上へ、上へ・・・

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だんだん鐘楼が近づいてきました。

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こんな風に、要塞の周りをぐるぐる、歩道が続きます。
うねうねの大地が美しい・・・

そしててっぺんに到着!
サビサビの古い鐘は、今は使われていないよう。 

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その間から見る、オルチャの景色は何ともフォトジェニック。
石の囲いが額縁のようですね✨

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こんな絶景を見られるのも、こんな急斜面の階段を上ったからこそ。
子供はもちろん、大人も後ろ向いて一歩一歩下りないと怖い・・・
高所恐怖症の人はかなりヤバイと思います💦

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村の様子はこんな感じ。

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クリスマスのランチ後だったので、皆まだランチ中か?
ランチ後のまどろみ中か?シーンとしています。

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唯一会った生き物は、このデデン!と座ったネコちゃんのみ(笑)

その他、オルチャ渓谷を一望できる他の要塞はこちら ↓ ↓
(まだ他にもありますが、私が訪問した所)
モンタルチーノの要塞
ロッカ・ドルチャのテンテンナーノ要塞
ピアンカスタニャイオの要塞


周る場所(例えばワイン好きでモンタルチーノに行くと決まってるなど)にもよりますが
ただ要塞に上ってオルチャ渓谷を一望したい!という目的だけであれば
いつでも無料で登れる、このカンピリア・ドルチャの要塞が一番良いかもしれません。
多かれ少なかれ、どの要塞でも高所恐怖症の方は怖いと思いますが、
完全にオープン&傾斜の角度からすると、このカンピリア・ドルチャの要塞が一番怖い💦


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 私のことを知りたい方、単に見てみたい方、活動内容に興味のある方、
このマガジンを置いてもいいよ!と検討下さるイタリアンレストランや
イタリアに関係するショップの方、イタリアに関係なくても応援して下さる方、
個人・法人の方を問わず、無料で送付させて頂きます。


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※次回送付は、1月半ばとなりますので、ご了承くださいませ。


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Profilo

くみこ

フィレンツェ郊外の田舎にダンナ&息子2人で暮らす。通訳・翻訳、トスカーナ専門のコーディネイター・ライターの仕事をしつつ、愛着を持つトスカーナの田舎や小さな村、イベント、郷土料理レシピなどを発信・個人旅行の提案を行うサイト・トスカーナ自由自在を運営。
デカい・黒い・よくしゃべるので、日本人には見られないコテコテ関西人。

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