イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

GAS

白いんげん豆にあう、意外なもの×2でウマい一品!

「トスカーナ人は豆食い」と言われるほど、よく豆を食べます。
先週、 アキエちゃん家族とのランチ で余った茹でた白いんげん豆、
何で消費しようかな~と考えた結果、ひらめいたのがコレ。

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白いんげん豆とボンゴレ&ムール貝のパスタ ✨

豆って単品あるいは野菜と煮込みくらいしか食べなさそうですが
こっちでは(たぶん中部かな?)パスタにもよく豆を入れます。
最初はちょっと抵抗あったんですが、食べてみると美味しんです!

そして、もう1つの具であるボンゴレとムール貝。
これも豆と合うイメージなんて全くなかったんですが
数年前にローマの魚料理レストランで食べた、
その店のイチオシパスタが貝・エビ・イカなどと豆類を一緒に煮たパスタ。
これを思い出し、再現してみた訳です。
レストランの写真をあとで見たら、もっとスープがあったので
次回する時はもっと「つゆだく」にしてみます。

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そうそう、使ったパスタは「ニョッケッティ・サルディ」
GASのパスタオーダーでいつも人気なので、私も初めて買ってみました。
サルデニアのパスタですが、じゃがいものニョッキでなく、普通のパスタです。
サルデニア旅行の時にも食べました!

いやぁ余りもんで美味しいものができると、主婦としてはかなり満足度高いっ!
たとえ余らなかったとしても、この意外な組み合わせはかなりイケますので
皆さんもどうぞお試しください♪

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今回もアカンかった、「バビルの塔」パスタの納品

GASのパスタ係になって2回目の納品。
前回苦労したので、今回は、道から通路の下をくぐるところ、
傾斜を上ってガレージのある通路、2カ所の写真を送ったうえ、
オーダー時にメーカーさんに状況を説明して、結局、
運送屋さんに25ユーロを払ってガレージまで運んでもらう事となった。
(追加費用はオーダーした人の頭割り)

予定時間より2時間後れ、ちょうどダンナが帰宅したと同時に到着。
今度は簡易フォークリフトもあるし、完璧!

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トラックからは難なく下ろせたものの・・・

運ちゃんがひっぱり、私とダンナで押すも、
こんなちょびっとの最後の坂が上れない Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

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運ちゃんの提案で、ダンナの車をバックで押す形をとるも・・・

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変な煙は上がるし、こちらもうまく調節できず作戦崩壊💦

最後はこの場所で解体し、3人で手で運んで半分ほどにした後、
またパレットごと3人で力を合わせて押して、何とかガレージに。
実働は前よりマシやったけど、ダンナの機嫌も損ねてしまい
なんだか前よりどっと疲れた・・・これで車が故障してたらどうしよう(滝汗)

あの悪夢の傾斜、きっとこれはどうにもならんようなので、
集計などは私がするにしても、納品場所は変えてもらわないとダメかもね。

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【我が家の食卓】カルボナーラは最後の火加減が命

日本で東京での大学生活のすさんだ?自炊しか体験ないままイタリアに留学し
そして結婚して、現地で同居人やダンナやマンマ、本やTVで学んできたイタリアン。
さすがに基本はレシピなしでも何でもちゃちゃ~と作れるようになりました。
いや、でもね、イタリアン家庭料理てマジでカンタン。
今更紹介するまでもないやろ、とあまり普段の料理は載せてないけど
日本の友人から教えて~という声もチラホラもらうし、
毎日更新のネタにもなるし、ちょこちょこ載せていきたいと思います。

こないだの日曜の昼は、カルボナーラ。
カルボナーラの思い出は、東京での大学生活。
当時、レストラン「カプリチョーザ」がたくさんできていて
競技スキーの先輩に連れてってもらった時に初めて食べたカルボナーラ!!
その後、皆でよく行ってカルボナーラばっかり食べてたなぁ。
しかし、実はカルボナーラってイタリア料理ではないんですよ(笑)
イタリア料理って、基本イタリア各州の郷土料理の寄せ集めというか
一般的にどこでも食べるトマトソースやミートソースのパスタとか
そういう感じ・・・カルボナーラはローマ料理で、どこでも食べません。
フィレンツェでもバリバリ観光客目当てのレストランか、
シェフがローマ出身の人か、個人的にカルボナーラが好きな人でないと
レストランのメニューにはカルボナーラはありません。
もれなく、うちのマンマもカルボナーラなんて作りません。
うちは、レストランでコック助手だったダンナに教えてもらいました。

前置きが長くなりましたが、ホンモノのカルボナーラは
・グアンチャーレ(豚のほほ肉)
・ペコリーノロマーノ(ローマの羊乳のチーズ)
・卵
日本では当たり前のように思われている「生クリーム」は、基本入りません。

ただし、グアンチャーレはこの辺りでは普通手に入らないし、
我が家や他の一般家庭でもだいたいこんな材料
・玉ねぎ(入れても入れなくても)
・熟成パンチェッタ(いわゆるベーコン)
・パルメザンやグラーノなど、家にある粉チーズ
・卵

パンチェッタは塊を買います。隣町の肉メーカーのもの。

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(ベーコンみたいにスライスしたのは生ハムみたいにそのまま食べたり
アクセントとして肉塊やアスパラガスに巻いてオーブン料理に使います)

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開けるとこんな感じ。皮の部分と皮側の脂身を切り取りとってスライスしますが、
そのまま使えるように小さいキューブ状に切ったものも売ってます。

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4人分だけどうちは子供2人なので卵3個、全卵使っても黄身だけでもOKですが
私はずぼらなので、適当に白身も入れて、どばーと粉チーズ投入。
黄身だけだと、かなりこってりになります。

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そしてパスタはGASで共同購入したビオのパスタ、半粒粉の残り(下)と普通ので。

あとは玉ねぎの微塵切りとパンチェッタをたっぷり目のオリーブオイル←これ重要
で炒め、平行してパスタを茹でます・・・もちろんアルデンテ!←これ必須
パスタが茹であがったら、フライパンに投入し具と混ぜ、更に混ぜた卵を投入・・・
ここが一番の難関!火は一番弱いのか、止めてもいいくらい、余熱で一気に混ぜます。
ここで火が通りすぎて、炒り卵になってしまうと失敗( ゚Д゚)

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この日の私のでも、ぎりぎり及第点?でクリーミィ―さが足りなかった・・・
完璧っ!て感じるのは年に1回くらい・・・
この火加減だけが難しいですが、他の材料や作り方はいたって簡単でしょ?
ちなみに、黒コショウ好きな方は卵にたくさん入れるか、盛り付け後に入れてOK!
我が家はパンチェッタにもコショウ入ってるし、子供もいるので特に入れません。
あと卵を少し牛乳で伸ばしてもOKです(今回入れるの忘れた)

という訳で、我が家の食卓シリーズは不定期に気が向いたら(爆)更新します♪
サイトにはトスカーナ郷土料理レシピを掲載してますので
興味のある方はぜひ覗いて&実践してみて下さいね。



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パスタ係は体力勝負?

おらが村のGAS=gruppo di acquisto solidale(大きな商業ルートに乗らない優良で安全な食材を生産する農家や会社から直接購入し支援する消費者グループ)に入って5年以上、オーダーしたり会合に出るようになって2年。やっと馴染めてきたかな~と思いながら、何だかまだ私自身の中でヨソモノさが抜けない・・・それはきっと、グループの中で私が何もやってないからやん!?と気付いたのが昨年。そしてその後の会合で、前任者が諸所の理由で係を継続できないから誰かできる人~?の問いに、「ハイッ!!」と気合入れて手を挙げた(笑)。そうして私がなったのは、「パスタ」係、パスタをメインに扱うオーガニックの会社のオーダー・仕分け・支払いなどの取りまとめ。

私もこの1年ほどパスタとトマトソースを購入していますが・・・正直、こんなにも大変だとは思わなかった(滝汗)。オーダーの仕方などを前任のマルコが家に来てくれて説明、みんなからのオーダーを見ながら表にしていったのだけど、何しろ品目が多い。そして、前回のオーダーで私のオーダーが間違ってきた理由も解明!こんなん間違えようないやん!と思ってたけど、ルールを知って初めて分かる自分の無知(爆)。マルコが時間切れで行ってしまった後リストを1人で仕上げ、オーダー先からもオンラインオーダーのIDやパスワードが来たのでオンラインオーダーに挑戦・・・ぜぇぜぇ・・・そして無事終了!納品日など、メールで連絡が来ると思っていたら、先日の挙式仕事 中に配送業者から家に電話あり、家にいたマンマが電話に出て「パレットで明日荷物が来るって、クミコ何頼んだの!?」 と超ビビる(;^ω^)

そして翌日、配送業者到着、したら・・・( ゚Д゚)

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すんごいデカいトラックに、バビルの塔のようなパスタの山が・・・配送業者は納品先が倉庫か店だと思って着いたら普通の家だし、出てきたのはアジア人のおばちゃん(私)だし、かなりあっけにとられ、「フォークリフトとか、ないの!?」 ・・・あるか~そんなもん!・・・呆然自失となっている兄ちゃんに「しゃーないやん、スーツケース持ってくるから解体しといて!」と活を入れ、家にスーツケース2つを取りに行く。

こうして兄ちゃんは手押しキャリーで、私はスーツケース2個フル活用でトラックから我が家のガレージへ搬入すること30分・・・

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昨日、スペースを開けておいてよかった・・・しっかし、短いとはいえ坂道あり、1つ20~40キロのパスタが入ったスーツケースを2つ転がしながら(コマが壊れるかと思ったよ)何往復したことか・・・体育会系とはいえ、年のせいもあり(爆)、汗だく&ヨロヨロになったよ!!

そして着いた旨をグループメールを送り、取に来る順に仕分け、料金計算・・・名前書いて付箋張る!

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最初に大口オーダーのメンバーが数人来たので、3日目にしてほとんど引き取られたけど、初日に来たメンバーはあまりの納品の多さにビビっていた&「言ってくれたら手伝いに来たのに!」・・・マジで今回で懲りたので、先方にガレージ前まで来れる小さいバンで納品してもらうか、納品日時を事前に知らせてくれる宅配業者に頼むようにお願いしました。それでも、なんか皆にすごいありがたがられて、嬉しかったな。この数年何もせずに、そして今でも他のメンバーは別の生産者の係やからお互いさまなんやけど(でもこのパスタ係が一番大変、と皆言っていた・・・知らんかったわ・爆)、人の役に立つって気持ちいいもんやな、と改めて思った♥・・・しかし、3日経っても全身筋肉痛~年を感じるわ(;^ω^)
 
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作り手を知っている安心感

一昨日は中部ガールズ と言っても全員アラフォー・爆 で中間地点のトスカーナの小さな村で女子会!で、ダンナに有給もとってもらったのに天候不順のため順延。せっかくなので、ダンナと車である場所へ・・・

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我が家から15分ほどの山、この数日の雨でぬかるんだ道で、上り坂の砂利道では我が家の車はタイヤが回転して登れず・・・

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結局、向こうから下りて来てもらうことに(写真は上れなかった道でなく道中、もちろん舗装なし)。向こうは四駆だし、何より毎日往復してるから慣れてるのよね。

行ったのはGAS(良い生産者を支援し共同購入を行う消費者グループ)仲間でもあるエリザベッタの農家。2月にハチミツ注文メッセージしたら長期不在中で買えず、不本意ながらスーパーのハチミツでやり過ごしていたけれど、別の仲間から帰ってきてると聞き、スーパーで買い足すところだったので取りに行くわ~、となったのでした。前までは「こっちまで来るの大変だから途中で」と舗装のある道路で待ち合わせしていたけど、やっぱりそれが無難だったか。今回は農場見るのもええなぁ~と思ったけど、甘かったっ ( ;∀;)

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こうして苦労して?手に入れたハチミツ、いつもの栗、アカシアに、ミッレフィオーリがなかったので変わりにメラータというのを持ってきてくれた&ダンナ用にプロポリス=市販のは甘いけどここのは苦くてホントに効くーーーって感じらしい。

先日、イタリアの偽造オリーブオイルが日本やアメリカに出回っていると報道 されましたね。この エリザベッタの農家で、昨年秋にオリーブオイルも購入しました が、真摯に作っている生産者がたくさんいる一方で、一部の悪人が大量の偽造品を出したせいでイタリアのオリーブオイルに対する信用に傷をつけ、私もかなり腹が立ちました。しかし、大きいメーカーでもなければブランドでもないけれど、作り手を直接知っている、どんな風にして作っているのかを知っていると全然違うし、この手の詐欺にもひっかからない。手間暇かけて作っているのを知っているから、多少高くても買う。作り手の気持ちも知ってるし、実際に本当に美味しいから、多少高くても買う。そして、今回のようにスーパーで買えるものでも、立ち往生になる危険を冒してでも(笑)、買う。以前、オーガニック料理教室の時に アントネッラ が言っていた事・オーガニック認証があるから安心、だけではない。認証を取るには手続きなどでお金や時間という結構な労力がかかり、それができないけれど、良い生産者はたくさん存在する。認証がなくても作っている人を知っていて、どうやって作ってるかを知っている所から買う。それが一番安心。田舎に住んでいないと難しいかもしれないけど、本当にその通りだと思う。

ハチミツの手前に写っているのは、これもGASでオーダーしたパルミッジャーノ・レッジャーノチーズ。これもスーパーでもう少し安く買えるけど、ここもうちのGASのメンバーが工場まで足を運んで生産現場を見て、生産者さんと話しをして取り扱いを始めたもの。

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・・・名前も入ってるし(あ、これはうちのGASメンバーが仕分けする時に書いたと思うけど)

私は直接行ってないけど、仲間を通しての信頼があるので安心して食べられる。こちらの受け渡しは、担当者が息子が同じサッカーチームなので、練習の時に持ってきてもらった。こんなアナログなやり取りも、結構好きだったります(笑)

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Profilo

くみこ

フィレンツェ郊外の田舎にダンナ&息子2人で暮らす。通訳・翻訳、トスカーナ専門のコーディネイター・ライターの仕事をしつつ、愛着を持つトスカーナの田舎や小さな村、イベント、郷土料理レシピなどを発信・個人旅行の提案を行うサイト・トスカーナ自由自在を運営。
デカい・黒い・よくしゃべるので、日本人には見られないコテコテ関西人。

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