イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

お出かけ

トスカーナ北部のマイナーな町で、日本人女子アペリチェーナ!

怒涛の11月が光のように過ぎ去り・・・
フィレンツェ北部の田舎暮らし日本人仲間、chihoさんSAWAKOちゃん
アペリチェーナ=アペリティフ&夕食、に行ってきました!
chihoさんとは10月もランチしたけれど、3人で集まるのはこの時以来?

この日の会の趣旨はですね・・・

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フランス田舎在住でお友達の木蓮さんが、この夏、本を出版されました!
日本でのお祝いパーティを、指をくわえて?見ていたイタリア組・・・
よし、じゃあ勝手に祝っちゃおう!と(笑)
額縁や絵はSAWAKOちゃんの手作り~可愛い~💛

そして、ハッピーアワー(飲み物食べればブッフェでいろんなもん食べれる)スタート!

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ラザニア、クロスティーニ、コッパ厚切り&バルサミコ、オリーブ。

後でまた行けば他にもあったんだろうけど、何かしゃべりまくってて忘れており(爆)
食事モードになってきたので、メニューから各自1つづつ選んでオーダー。

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魚も肉も生好きな私は、即決で牛肉のタルタル💛
包丁で叩いているので、しっかり肉!と感じられる~うめぇ~!!

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あとの2つは、アーティチョークのクロストーネと

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コッコリ(揚げパン)!

1皿づつと言いながら、全部一緒に、3人でつつきまくって食べる。
そんで、美味し-!これも食べてみてー!とテンション上がるのがまた楽しい。
もちろん乾杯のプロセッコだけで済むわけなく、ワインも追加して、しゃべる、しゃべる!
仕事のことから子供のこと、アルパカのこと(!)から更年期のこと(!!)、
イタリアに来て最初の数年で辛かったこと、なんかも。
(今ならケッ!で済むけど当時は3人とも泣いていた・・・遠い目・笑う)

そして女子なので💛〆はやっぱりスイーツね。

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こうして夜は更けていき、私の終電はとっくに過ぎ(早すぎるし)
あっという間に4時間以上も居座ってしまいました。
なかなか夜1人で出かけることはできないので、ほんっと満喫!
うまくまた何か機会(言い訳?笑)ができれば、またやりましょう~💛


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カマルドリ修道院、一番の見所は歴史的薬局!

ポッピ()の後は、そこから車で30分ほどのカマルドリ修道院へ。

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森の中にひっそりと建っている修道院ですが、
祝日だったということもあり、イタリア人の訪問者が結構いました。
アペニン山脈のトスカーナとロマーニャの間にあるこの地は、
アレッツォの司教からラヴェンナの修道士・聖ロムアルドに与えられ、
まず1025年にエレモ(修道士の住居)が、1046年からこの修道院が建てられました。

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教会の主祭壇、そして左右の壁にもヴァザーリの絵画があります。

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可愛らしい中庭や礼拝堂を見学した後、
メインの見所?である、Antica Farmacia =昔ながらの薬局に行きました。
世界で一番古い薬局として世界的に有名なのは
フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラですが、こちらの歴史もとても古く
看板には1450年の表記が!

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修道院に巡礼で訪れる人々、また近辺の貧しい病んだ人をケアするため
イタリアでも最古と言われる「病院」となり、
修道士たちはこのテリトリーの植物を使って薬を作っていたそうです。

レトロなパッケージもツボ!

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保湿クリームや石鹸もいろんな種類があり

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リキュール、ハチミツやジャム、のど飴などの製品も多数。

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入口のホールから左の部屋は、昔ながらの調度品が美しく

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コーナーには、形も絵柄も美しい薬壺や、ガラス容器なども展示されています。

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更にその奥は、製作過程に使う器具が展示された、ちょっとしたミュージアム。

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イラストもカリグラフィーも美しい、近世の他国からの薬草の図鑑などの展示や

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ここの修道士さんの、手描きのレシピも!!
何百年も前、このレシピを書いている修道士さんの姿を想像してしまって
何だか胸が熱くなってしまうのでした。

私がこうして妄想にふけっているころ、ダンナはそそくさと自分用に石鹸を買い込み
子供たちは飽きてしまったで(泣)外に出ることになりました。

こうして楽しい祝日を過ごしたわけですが、今回の失敗は
カマルドリを先にした方が、自然の美しさももっと堪能できたのになーってこと。
これを教訓に、今作成している1日ツアープログラムは、修道院を先にします。
(申し込まれる季節によっては、ポッピ先でも構わないかもしれないけれど)

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今回、エレモ(修道士さんの居住区)にも行けなかったのですが、
この周辺は整備されたトレッキングコースにもなっているので
次回はカマルドリだけで1日かけて、歩きながらエレモと薬局をもっとじっくり見たいと思います。
4月以降なら日がもっと長いので、リベンジは来年春かな~?


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イタリアの美しい村の1つ、「ポッピ」~ 2つの教会

お城、柱廊の町並みに続く、ポッピ紹介の最終回は教会です。
ポッピ旧市街の北の端にあるマドンナ・デル・モルボ教会と、
ほぼ南の端にあるサン・フェデーレ修道院の2つを訪れました。

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お城から下った下にあるのが、城の次に町のシンボル的なマドンナ・デル・モルボ教会。
六角形の建物にのっかった屋根、3辺の柱廊がとても可愛らしい小さな教会です。
教会の建立は1650年代、主祭壇にはフィリッピーノ・リッピ学校による
「聖母子と聖ジョヴァンニ―ノ」が飾られています。

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ツボは正面扉上にあるオルガンなのですが

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オルガンを弾く女性が描かれた扉にしまわれているようです。

それから柱廊が続くメインストリートを南に下り、着いた先はサン・フェデーレ修道院。
こちらは1007年にはベネディクト派の修道院として存在していました。

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外観はいたって地味ですが、中はこんな感じ・・・

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長い歴史の中で宗派が変わったり、またバロック様式に改築されたりしながら、
最終的には教区教会となり、戦後に元のロマネスク様式に補修されます。

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主祭壇と反対側にある壁の窓に残されているのは、14世紀半ばのフレスコ画。
ここにもポッピの当時の様子が描かれています。

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主祭壇右側の階段から、地下礼拝堂も垣間見ることができますよ。

お城・町並み・教会と、小さい旧市街にいっぱい見所が詰まったポッピ。
フィレンツェからはバスで2時間ですが、本数が極めて少ないので、
こちらも新サイト・1日ツアープログラムに入れる予定です~どうぞ、お楽しみに!


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イタリアの美しい村の1つ、「ポッピ」~ 美しい柱廊の通り

ポッピの旧市街は本当に小さくて、城から下りると、
2つの教会を結ぶメインの通りが村の中心を走っているのが分かります。

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その通りの両サイド、ほとんどが柱廊のある建物で、とても美しい。
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これがあると、雨の日も楽ちん(笑)

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こんな風に、ベンチがくっついている建物も。
お年よりが一休みに、お母さんが授乳に、とか座ってるシーンが目に浮かびます。

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奥の壁には芸術作品なんかも。

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水道管のある蓋も可愛いし・・・きっとお城の塔のデザインかな。

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光と影も美しい。

これは最初の写真の、奥に見える教会の裏側の道ですが
柱廊の下にこんな張り紙が~おしゃべり小広場。

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小さな旧市街は、何だか和むものが山盛りでした。
続いては、2つの教会について更新しますね。

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右のプレートは、「イタリアの最も美しい村」の認定プレート。
トスカーナでは現在、20カ所が選ばれています
トスカーナ自由自在のサイトにも下記の7カ所を紹介していますので
気になる方はチェックしてみてくださいね。

アンギアーリバルガカスティリオーネ・ディ・ガルファニャーナ
ジッリオ・カステッロピティリアーノソヴァーナスヴェレート
早く全部制覇したいな~。


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イタリアの美しい村の1つ、「ポッピ」~ グイード伯爵の城

週末は日本語教室&サッカー試合&宿題で、なかなかお出かけのできない我が家。
唯一のチャンスは祝日・・・ということで!
先週のことですが、11月1日の諸聖人の日にお出かけしてきました。
(過去のお出かけ記事:おらが村トレッキングアンギアーリコルトーナ

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お天気も最高!

行先はアレッツォ県の北部・カゼンティーノと呼ばれる地方です。

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今回は赤で囲ったポッピとカマルドリ。
茶色で囲っているのは春に行ったラ・ヴェルナ()で、同地方にあります。
カゼンティーノ地方とおらが村は隣接しており、
それで カゼンティネージ国立公園 のフィレンツェ側の玄関口として
おらが村にビジターセンターがあったりするのです(管理人は休暇の家のお2人!

まず最初に向かったのはポッピ。
この界隈を通ると、丘のてっぺんに見えるお城が目印であり、最大の見所です。
なので、車を城に行く遊歩道の下に駐車して、まずはここへ~。

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このお城は、12世紀末~14世紀初頭にグイード伯爵家によって建てられたもの。
ファサードは塔を挟んで対称的で、2つアーチを擁する窓がとても美しい設計です。
設計者の1人とされているアルノルフォ・ディ・カンビオは
フィレンツェのヴェッキオ宮殿の塔を設計するためのプロトタイプとして
この塔を設計したとも言われているそうです。

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そして中に入ると、数々の貴族の紋章と中庭の内側を渦巻くように設置された階段が。

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入り口近くの地下は、牢獄だったよう!

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そこから階段を上がって各部屋を見て行ったのですが、
1階には昔の貴重な文献が2万5千冊も保管してある図書館が。
内装も本も美しかったのですが、残念ながら、中は撮影禁止でした。

それから一番大きな、「祝典の間」、現在は会議やイベントにも使用されています。

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壁面の幾何学的模様やガラス窓も美しい部屋ですが、
後ろの壁面には、中世に釉薬テラコッタの工房として名声を得た
ロッビア工房の作品もあります。

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そして最上階は、グイーディ伯爵の住まいだった場所ですが
どの部屋にも美しいフレスコ画が施されています。

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こちらは暖炉の間。

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家族用の礼拝堂は、ジョットの弟子であるタッデオ・ガッディのフレスコ画が美しく。

そして一番大きな部屋には、1289年6月11日に行われたカンパルディーノの戦いの模型が。

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教皇派と皇帝派による戦いですが、写真右奥に当時のポッピの町が描かれています。

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そしてミニチュア兵士たちがなかなか精巧にできていて可愛い(笑)

最上階のもう1つの部屋には、ダンテの「神曲」にまつわる展示が。

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というのも、フィレンツェ政庁から追放されたダンテが1310年から1年間、
グイーディ伯爵の保護のもとにこの城に滞在し、
「神曲」の地獄編、第33歌を書いたとされています。

そして最後は、塔へ!

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木製の104段の階段を昇って行きます。

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入口に注意書きがありますが、30分ごとに鐘が鳴るのでその時間は避けた方がいいかと💦

そこからは旧市街の全景と、カゼンティーノの美しい自然が堪能できます。

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(頂上からの写真はボケボケだったので、この写真途中からのものです)

歴史好きの私としては、当時の様子がしのばれる建物そのもの、
そして展示に、もうゾワゾワもののお城の見学でした。
その後、村の散策に向かいます =3=3=3


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くみこ

フィレンツェ郊外の田舎にダンナ&息子2人で暮らす。通訳・翻訳、トスカーナ専門のコーディネイター・ライターの仕事をしつつ、愛着を持つトスカーナの田舎や小さな村、イベント、郷土料理レシピなどを発信・個人旅行の提案を行うサイト・トスカーナ自由自在を運営。
デカい・黒い・よくしゃべるので、日本人には見られないコテコテ関西人。

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