イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

季節のイベント

郷土色いろいろ!カーニバルのお菓子

息子たちが大きくなったので気に留めてませんでしたが・・・
すっかりカーニバルの時期に突入していました。
この時期のお菓子っていろいろあるんですが、地方で全然違ったり
同じものでも名前だけが違っててすごく面白い。

これぞフィレンツェのカーニヴァル菓子っていうのが
スキアチャータ・アッラ・フィオレンティーナ=フィレンツェ風スキアチャータ
うちはカーニヴァル関係なしに、オレンジが出てきたら頻繁に作ります。

schiacciata alla fiorentina アイキャッチ

生クリーム入りはもう禁断の域(爆)

IMG_2111

そして、フリッテッレ。
同じフリッテッレと呼んでも豚の脂が入ってたり(しかもお隣のエミリア・ロマーニャ)、
似たような形状=ボール状の揚げたものなのに、具が違ったりとか!
ここトスカーナでは、お米が入っています。
お米と言っても、レモンの皮のすりおろしと牛乳で煮たもの。
これ、重い&甘くなりがちなのですが、美味しいやつはホントにキケンで、
ポンポン口に放り込んでしまうのです。
先日マンマのレシピで砂糖控えめバージョンで作ったら、
美味しすぎて一気になくなってしまいました💦

CIMG0841


最後にチェンチ、小麦粉と水をベースとした生地を切って、揚げたもの。
これは全く同じものであっても、他州での名前のバリエーションがすごくて笑えます。
トスカーナではチェンチ=端切れとか雑巾の意味で、
端切れのように形が適当でOKってことだそうです。
聞いたことがあるのは、フラッペ(エミリア・ロマーニャ州)、
キャッケレ(ロンバルディア州)、ガラーニ(ヴェネト州)など。
これもポテチのようにパクパク食べてしまう危険性あり・・・
なんか全てが危険なカーニヴァルのお菓子!!

フリッテッレとチェンチについては、近日中にまたレシピをUPしますので、お楽しみに!
そしてこの時期にイタリアに来られる方は、スーパーのパン&お菓子カウンターや、パ
ン屋さん、お菓子屋さん、バール(カフェ)などでも売ってますので、
ぜひその地のカーニヴァル菓子を食べてみて下さいね。


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小さな村の底力!無料で楽しめるイベント×2

一昨日にアミアータ山スキー場アカンな~記事を書いたばかりですが・・・
ホントにお金がないはずの小さな村でも、
熱意や工夫があれば楽しいイベントを無料で開催できる、
っていうのを実感するイベントに、1月5日&6日に行ってきました。

1つはばーちゃん村、5日の晩の広場でのイベント。

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スキーにそっち行くよ~と義妹に言った時に教えてもらいました。
村の中心的な広場で、無料で炭焼き肉のパニーノや飲み物を振舞ってくれます。

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5~6日の晩にやってくるベファーナ(良い子にはお菓子、悪い子には炭を届ける)も
20時にやってきて、太っ腹にも、おもちゃを配ってくれるんです!!

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ちゃんと女の子・男の子用も分かれてて、結構豪華なおもちゃ\(◎o◎)/!
長男は動物フィギュアセット、次男はレゴ・スターウォーズのキーホルダーをGET!

ばーちゃん村はホントに過疎の村ですが、最近は老若男女力合わせて
夏にはこんなイベント秋にはけっこう有名なこんなイベントも。
もちろん、夏のは全て無料、秋のパリオは無料で観戦できます。

そして6日の晩は、おらが村恒例のプレゼーペ・ヴィヴェンテ!

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これは今年で8年目、近年は近郊の町から招致されたり、
地方版の新聞やCOOPの情報誌に掲載されたりと、年々有名になってきています。
演者全員、動物も住民の有志、小道具も全部手作り!

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クリスマス・イブや1月6日に時間がとれる若い女性限定のため、
他のキャストは毎年ほぼ同じでも、マリア様は毎年変わります。
今年は図書館ボランティアの金髪美人・エンリーカでした!

動画でもぜひどうぞ~前編後編

その後、ここでもベファーナが・・・

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ばーちゃん村は人口1000人、おらが村は1800人、
どちらもトスカーナの中でさえ、知らない人がほとんどの無名に近い小さな村。
まだまだ至らない部分もあるかもしれないけれど、
皆が楽めるように、村に活気が出るように、
住民の熱意や工夫でイベントを作り上げていくのはホントに素晴らしい。
私は参加する側ですが、こうしてブログ等で発信して日本の方に知ってもらい
そしていつかは見に来てもらったり!?
何かしらの形で盛り上げることができれば良いと思っています。


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2017-18年のフィレンツェのクリスマスツリー特集!

元旦のランチ後は、ダンナと2人でフィレンツェの旧市街に散歩。
あちこちにクリスマスツリーがあるので、全部(たぶん)撮影してみました。

最初に行ったのは、シニョーリア広場。
今までここにはツリーはなかったんですが、友人情報で
今年はワインのフレスコバルディ家がツリーを寄付(広告付きだけど)したらしい。

ツリー1

広場の真ん中でなく、グッチミュージアムの前、ヴェッキオ宮殿の左脇です。

そしていつも可愛らしいのが、ヴェッキオ宮殿1階のホール。
元旦もミュージアムが開いていたらしく、すごい列にびっくりしましたが・・・

ツリー2

ありました💛
外のツリーよりも小さいけれど、一番華やかなのは、これかも!

それからレプッブリカ広場に行き

ツリー3

こちらはドゥオモとほぼ同じ飾りつけ。

ホラ(笑)

ツリー4

去年まで数年間、飾りは赤のジリオ(フィレンツェのシンボルである百合の紋章)だったのに
今年はただのカラーボール・・・ジリオが好きだったのに、残念( ;∀;)

せっかくなのでドゥオモと一緒に。

ツリー5

こうやって見ると、フィレンツェのツリーってみんな地味~ですね(笑)
なので、私の中のツリーNO.1は、これです!

ツリー6

ある鞄屋さんのウィンドゥをふと覗いたら、オーナメントがコレ!!
ツリー自体も小さいし、わざわざウィンドウを見ないと気づかないものだけど
なんか、めちゃめちゃツボにハマりました💛

ツリーやイルミネーションは1月7日までか、大都市ではそれ以上長くやってる所も多いです。
・・・ホントは暗くなるまでいたかったけど、人も多くてダンナが嫌そうだったので( ;∀;)
退散しました・・・イルミネーション見られるのはいつかのぉ~。


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イタリアでは、元旦には何を食べる?

昨日の元旦のFBの投稿:

これからマンマ宅で正月ランチですが、
 皆さんのおせちとかお雑煮とかを見てると
 イタリアンはもう食べたくない(苦笑)


に、イタリアでは正月何食べるんですか?と質問を頂いたので、
ブログのネタにしてお答えします=3=3=3

ぶっちゃけ、イタリアでは大晦日の夕食=CENONE
CENAに拡大辞のーONEがつく、大晩餐会(笑)が繰り広げられるので
一般的に元旦は地味~に食べるところが多いのでは?
なんせ、21時くらいから開始して、年明けまで食べ続けますからね💦
こんな感じ・・・ね、翌日何も食べたくないの、分かるでしょ?爆

チェノーネをしなかった場合、
まぁ家族でいつもよりちょっと豪華な食事、という感じでしょうか・・・。
我が家はマンマ宅でのランチだったのですが

IMG_1434

まずお決まり?のいろんなクロスティーニ。
日々の食事でも、こんな特別な日でも、トスカーナでレバーパテは必須!!
あとはトンナータというツナのクリームパテに、バター&サーモン。
シーフードサラダとペペロナータ(パプリカの炒め煮)。

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パスタはタリアテッレに、鴨のラグー・オレンジ風味
・・・いつもなら普通のミートソースが鴨、っていうのがちょっと特別✨

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そしてメインはローストビーフとゴッビのトマトソース。
ゴッボはカルド、とも言う冬の野菜。見た感じ、セロリに似ていますが
生では食べず、煮たり、揚げたり、スフォルマート(フラン)にしたり。
下ごしらえ(灰汁がスゴイ出るし)が結構大変なので私は1回しか買ったことないですが💦
今は亡き舅の大好きな一品でした。
下茹でして、衣をつけて揚げて、トマトソースで煮込んであります。

そして!!正月らしいもんが出てきました!
・・・て言うのも、実は私も初めて知ったのですが、
正月にブドウを食べると縁起が良いそうです・・・めちゃ季節外れやのに!

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ブドウは豊かさのシンボルで、古いことわざでは
「正月にブドウを食べると、その1年はお金を数え続ける」とあるそう。
また、スペインの伝統では、元旦の0時に教会の鐘が12つ鳴る間に
ブドウを12粒食べると運が良い、とあるそうです。

最後にデザートもありますが、まぁこれはクリスマスから引き続き、
パネットーネパンド―ロリッチャレッリカヴァルッチョパンフォルテなどなど
(後者3つはシエナの銘菓です)

イタリアはすんごく地方差があるので、ホントは
「イタリアでは」っていうのはあまり適切ではないかも・・・
他の地方では、その地ならではのお正月の料理があるかも?
何かご存じの方は、教えて下さいねー。


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火を一切使わない&見栄えも良い!超簡単なクリスマスケーキ

急きょ自宅クリスマスが決まり、メニューを考えていた所、
FBで友達がシェアしていた、この動画!!
まさに、簡単でかつ美味しそう=私向き
ってことで(笑)、クリスマスのケーキはこれに決定!

IMG_1289

材料は6つ、主要なのは3つで、写真左からマスカルポーネチーズ、パンド―ロ、生クリーム。
写真にはないけど、あとは粉砂糖とエスプレッソ・カッフェ。

パンドーロパネットーネと並ぶイタリアのクリスマスのお菓子の代表で、
ホントは縦に切って食べますが、今回はその8つ先のある星型をうまく使うので
横にスライス・・・この過程が一番難しかったかも!

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丸いケーキ型に厚み1cmで横にスライスしたパンド―ロをベースに敷き、
もう2つ厚み1cmのスライスを4等分し、
くぼんでいるスペースに縦に差し込んで壁にします。
(上記の動画を見れば分かりやすいです)

ボウルにマスカルポーネ200g、生クリーム40cc、粉砂糖70gを入れ
(私は砂糖は半量にしました)、泡だて器で泡立てます。
エスプレッソ・カッフェは3杯分、うちは子供もいるので、麦コーヒー。
日本なら濃い目のアメリカンコーヒーでも、ミロでも良いかと。
カッフェをベースのパンド―ロに刷毛で塗って、マスカルポーネクリームを流し込み、
あとは冷蔵庫で1時間冷やしすだけ~・・・の、はずが!

どうも動画で早送りで見たせいか?クリームを泡立てるのを適用に短時間でやったため
何時間おいてもクリームがドロドロ・・・Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
そこで無理くり、ジェラートケーキということにして、冷凍庫へぶちこみました(爆)

IMG_1344

あとはデコレーション・・・紙でツリーを作り、カカオパウダーを振りかけるだけ。
あとは手持ちのヘーゼルナッツとカラーシュガーで仕上げました。
たくさん食べたランチの後とあって、ジェラートにして気持ち軽く食べられたので結果オーライ!
何よりレンジやコンロを一切使わないので楽チンだし、見栄えも良い♪

日本だとパンド―ロが手に入りにくいかも?ですが
イタリア在住の方にはホントにおススメ!
これなら家族や友人にドヤ顔で出せること、間違いなしですよ~。


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くみこ

フィレンツェ郊外の田舎にダンナ&息子2人で暮らす。通訳・翻訳、トスカーナ専門のコーディネイター・ライターの仕事をしつつ、愛着を持つトスカーナの田舎や小さな村、イベント、郷土料理レシピなどを発信・個人旅行の提案を行うサイト・トスカーナ自由自在を運営。
デカい・黒い・よくしゃべるので、日本人には見られないコテコテ関西人。

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