イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

トスカーナ自由自在

採ったトリュフをそのまま食す!シェフによる贅沢な料理教室

トリュフ狩りの後は、採れたトリュフを持ってそのままレストランへ。

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シェフのサルヴァトーレにトリュフを渡し、早速レッスン開始です。

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ここに私が通訳でお邪魔したのは1年前、その間にシェフが変わったよう。
前回のミルコ君は若い分?口数少な目だったけど、
今回のサルヴァトーレは料理はもちろん、こういった説明も経験の豊富さが感じられ
その話し方も所作もとーーーってもエレガントなまさに紳士♡

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テーブルの上には、全員がパスタをこねられるようにスタンバイ。
このレストランでは普通の小麦粉と古代小麦粉の2つを半々にして使用しています。
(古代小麦の方が味わいや栄養価は高いが、お子さんやお年寄りで嫌がる方もいるので)

皆がこねた生地を寝かせている間、先にデザート作り・・・

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これはチョコチップではありません!
なんと、ここにもさっき採った黒トリュフを入れちゃいます!!

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カップに入れてクリームをホイップするだけで、
いつものティラミスも、こんなにオシャレに変身します。

続いては皆で生地を作ったパスタを電動パスタマシーンで伸ばしていきます。

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切る太さで名称が変わることを、切って見せてくれました。

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一番奥から、タリオリーニ、フェットゥッチ―ネ、タリアテッレ、パッパルデッレ、ラザニア。
今回はトリュフソースと絡めるので、不滅のコンビ=タリオリーニで。

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こうやって丸めて置くのも、私だとくっついてしまうのだけど
生地の分量や粉のかけ方が絶妙なのか、全然くっつかない・・・そこが主婦とシェフの差(笑)

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そして厨房へ移動して、塩をした黒トリュフにバターを弱火で溶かしてソースを作り、
生パスタを茹でていきます・・・生なのでだいたい1分!
アシスタントのフランチェスコは寡黙で、サルヴァトーレとは対照的。

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そして出来上がったのがこちら・・・悶絶!!
香りだけでなく、粗く切ったトリュフのフレッシュな食感も最高でした。

私たちがパスタを食べている頃、またサルヴァトーレが動き出したと思ったら、
今度は鶏肉を1枚づつ叩いて広げている・・・

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メインはデモだけかと思いきや、これも実習付き。
広げた鶏の胸肉に、サルシッチャ、芽ネギ、シャルロットネギ、トリュフ、
のみじん切りを混ぜた具を入れ、くるくると巻いてゆきます。

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ここでも主婦とシェフの差を感じたのが

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ちゃんと爪楊枝で閉じて、いったんラップでキャンディ状にし、形を整えます。
そうすると焼く時に崩れず、見た目もキレイ。

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私は時間が推してささっと一切れしか食べられなかったのですが、
とにかく彼の味付けは上品・・・薄味なんだけど、物足りなくない、絶妙な味付け。

そして急ぎつつ、トリュフのティラミスを!

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これは砂糖の分量もかなり少な目(普通のレシピの3分の1)で、
デザートなのにトリュフの香や味が感じられるようになっていました。

大人数だし、見るだけかと思いきや、実習部分もそれなりにあり、
何より説明が丁寧でとっても良い料理教室でした。
何より、自分たちが採る瞬間を見た超フレッシュトリュフが味わえるとは!
(※メインの鶏肉のトリュフは、前日にシェフが採りにいったもの)

トリュフ狩りは5月以外毎日開催できますが、料理教室は火・木のみです。
また、風車のアグリツーリズモは12月10日までで冬季休業に入り、
来年3月12日よりまた皆さまのお越しをお待ちしています。
12月10日までも、少し空きがあるようなので、気になる方はお問合せ下さいね。


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風車のアグリツーリズモで、犬とトリュフ狩り体験!

グループの皆さんの風車のアグリツーリズモ3日目は、トリュフ狩り体験!
ここの敷地内に、アグリとその協会が保有する森があり、
アグリで飼っている犬ちゃんと一緒にトリュフ狩りをするプログラムです。

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今回はアメリカ人のお客さん6人と一緒に、全13人の大所帯。
しかも英語とイタリア語(私通訳)の2か国語で・・・
それを仕切るのは、アグリのやり手(笑)経営者・フェイさんです。

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まずは犬を迎えに・・・今日の主役のロジャー君。
まだ6か月の少年で、とにかく嬉しくて仕方がない!という感じで可愛いすぎる!
トリュフ犬のデビューはまだ1か月前ですが、トリュフの香をつけたボールから始め
見つけても食べないように、など様々な訓練を頑張ってきました。

道中は、各シーズンで採れるトリュフの話や、
5月は生物繁殖期なので犬と森に入るのは法律で禁止されていること、など
フェイさんが話してくれながら、ポイントを周ります。

ロジャー君ががさごそ始めると、フェイさんの「どこ?掘り出して!ほら!!」と
フェイさんのゲキが飛びますが、見つけるとご褒美がもらえるロジャー君、
けっこうノリノリになっているよう → その様子を動画でどうぞ!
そして・・・

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キタ――――!!夏の黒トリュフですが、この大きさ!!
一同、おおおお~と拍手喝采!!

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そしてもう1個!!香も良い!

今年は夏に雨がほとんど降らず、トリュフも不作らしいですが
13人の前で、たった1時間半で、1か月のキャリアで、ロジャー君、頑張りました。
何よりあのトリュフがどういう場所に、どういう状態で存在してどういう風に採られるのか?
それを全て、見て・聞いて・体験できるのは、とっても楽しい!

上述もしましたが、種類こそ違え5月以外はオールシーズン採れるトリュフ。
風車のアグリツーリズモでは、トリュフ体験は毎日9時~行っています(要事前予約)。
そしてその後、トリュフメニューの料理レッスンも火・木なら可能!
と言う訳で今回のグループの皆さんも、全員このまま料理レッスンへ移動です=3=3=3


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動物好きにもたまらない、休暇の家とダニエーラの家

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オマエダレヤネン!?と言わんばかりにじーーーっと見られた💦

おらが村の休暇の家に行くと・・・その前の敷地に、羊がいます。
するとビックリ!・・・羊ってオリーブの実?葉っぱを食べるの!?

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そして休暇の家に行くと、猫ちゃんが。

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昨年生まれた子猫ちゃんかな~。

それからお客様と30分ほど歩いて着いたダニエーラの家
そこに待ち受けるのは、大きなシェパード!?デカいだけにちょっと怖い!?

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いえいえ、この雑種のシリウス君、拍子抜けするくらいに人懐っこい。
犬好きのお客様と分かり、これでもかとすりよってきます。

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家に入ってから、お客様の柴犬や、うちの姉宅のビーグル雑種犬を携帯で見せて
大いに盛り上がる・・・動物好きに国境はありません(笑)

そしてヤギちゃんも・・・

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先頭きって近寄ってきたのは、ボスのフラゴリーナ。

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こんなに近くでチュ~まで♡

ここでは動物は家族であり、そして大切な食糧供給源でもあり、
それがとても自然に「共存」しています。
そんな様子も身近に楽しんでいただけるのが、おらが村の滞在!

馬や豚が好き!(どんな組み合わせ?)と言う方は、
アントネッラのアグリツーリズモもおススメです☆


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野菜もオイルも卵も、そして肉も全部自家製!~ダニエーラの料理教室

前日にオリーブオイルの搾油所見学絵付けを体験されたお客様の
2日目は・・・ダニエーラ宅での料理レッスンです!

ここの料理レッスンの特徴の1番は、やはり食材。
他の料理レッスンも食材にこだわっているところが多いですが
ここはこだわってる、というより、昔から家族代々やってる普通のことなのです。

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キッチンに置いてあった食材の一部、ブロッコリーも豆も、そしてクルミも!
リコッタチーズは市販のものですが、飼っているヤギが出産した後
4~8月はお父さん・フランチェスコ手作りのチーズに変わります。
他にトマトピューレ、じゃがいも、卵、オリーブオイルも・・・
そして野菜や卵が自家製なのは田舎生活ではまぁよくあることですが
ここはメインのお肉も(もちろん日本からのお客様用であって、毎食ではないでしょうが)
自家製だということ・・・前回はヤギ、今回は鶏の命をありがたく頂きました。

お客様にご希望を伺ったところ、今回も手打ちパスタメイン、ということだったので
前回と同じく2種のパスタを手打ちすることになりました。

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卵が大きめなので、500gの粉に卵4個。
他の料理レッスンプログラムではパスタマシーンを使用するところがほとんどですが
ここでは昔ながらの麺棒で!

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生地を伸ばしたら、具を詰めていきます。
1つ終わったら、また生地を伸ばし、具を詰めるの繰り返し。
ダニエーラは生地のこねこねも超速だし、伸ばすの手際もすんごいんです。
その様子を、少しだけ動画でどうぞ!
それもそのはず!ダニエーラは週末はもちろん、平日も1~2日、
仕事から帰宅後に打つこともあるそうで・・・
イタリアン・マンマも兼業主婦も多くなり、手打ちパスタをする人も少ない中、貴重な存在!

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最後は、お客様も長い麺棒で巻き巻きテクニックに挑戦~しかもお上手!!

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そんなことをしている間、フランチェスコは火の番・・・
寒い中、炭火で鶏を焼いてくれていました。

こうしてできたメニューはこんな感じ。

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リコッタチーズ&ほうれん草のラビオリに、バター&クルミソース。

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ムジェッロ風トルテッリは、マッシュポテトの入ったこの地方のパスタ。

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メインは自家製の鶏の炭火焼き、野菜と豆はシンプルに茹でて、
前晩に搾油したばかりの自家製オリーブオイルをとろーりとかけて。
お客様とも言ってたんですが、この鶏肉、ふだん食べるのと全然違う。
変に柔らかくなくて、ムチムチプリプリの筋肉質の肉!

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9月の写真、今回はうす暗くなってもう小屋に入ってた鶏とホロホロ鳥

これだけ広い(とはいえ夜キツネなどに襲われるので囲ってますが)敷地で放し飼いだし
しかも勾配や岩もあって鍛えてるしね!とフランチェスコは笑ってました。

そして働き者のフランチェスコがいなくなったと思ったら、
鶏を焼いた炭火でまた、栗のローストを焼いてくれていた・・・

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更にフィレンツェの名物スイーツ、ズッパ・イングレーゼと、
ダニエーラ手作りのハチミツとシナモンをベースにした食後酒と、〆のエスプレッソも。

ダニーエラの料理レッスンの楽しみは料理を習う、美味しい夕食を家族と食べる
のお楽しみがありますが、今回のYさんは更に・・・明日の更新に続きます♪


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おらが村の記念に、オリジナルの作品を!~イラーリアの絵付け教室

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オリーブオイルの搾油所を見学した後は、2軒隣(笑)のイラーリアの工房へ。
来られる前にベースとなるもの(マグカップやプレートなど)を決めていたので
早速、作業に入ります=3=3=3

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今回選ばれたのはオバール形のお皿、まず最初に、お皿の裏側に日付や名前を入れます。

それから表面に何を描くか!?鉛筆で下書きをします。
鉛筆で書いた部分は焼成すると消えるので、おおざっぱでも大丈夫。
中心にはおらが村に来たことをイタリア語で、とのことで文字数も踏まえ
「おらが村の思い出」と入れることに。
それでは周りに何を入れるか?
搾油所にも行ったことだし、トスカーナらしいモチーフ、ということでオリーブに。
あとは360度1周入れるか?一枝をくるりと回して余白も残すか?

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サンプルをご覧になって、「一枝くるり+余白」に決定。
昨年のお客様は、同じオリーブ柄でも全面に入れられたり、いろいろですね。
最初からご希望の柄を印刷して持ってこられたり、写真を持ってこられたり、
現地でサンプルから選んだり、イラーリアからアドバイスをもらって決めてゆきます。
表札バージョンサロンの屋号バージョンもありました)

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下書きが終わったら、今度は筆で色入れ。
今回は筆記体を選ばれたので、カーブのある所などを太めに強弱をつけて
(ただ一気に書くのでなく、一角一角丁寧にやるほうがうまく行くようです)

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続いてオリーブ。輪郭を入れ、色を塗ったら、最後は葉脈など内側のデコレーションを。
最後にフチにドットを入れてできあがり!

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FBページでも投げかけたのですが、この中に2色、
焼成前後で色が全く変わる色があります・・・さて、どれでしょう??

・・・さて、絵付け教室はこれにて終了!
あとは2~3日後に焼成の受け渡しがあります。

そして焼成後の作品の写真を、その後Yさんから送って頂きました。
さて、マジックカラーは何!?

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薄いピンクだった文字が、紺色に。
黒っぽい色だったオリーブの葉の半面が、エメラルドグリーンに。

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帰国されてから、購入した搾油所のオリーブオイルを垂らしたパンにお皿を使用します!
とのこと・・・このお皿を見るたびにおらが村を思い出していただけるとは
本当にうれしいです~ありがとうございました!

イラーリアの絵付け教室は随時受付しており、ご希望日をお聞きして調整します。
宿泊の方も日帰りで来られる方もOKですので、まずはお問合せ下さいね


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くみこ

フィレンツェ郊外の田舎にダンナ&息子2人で暮らす。通訳・翻訳、トスカーナ専門のコーディネイター・ライターの仕事をしつつ、愛着を持つトスカーナの田舎や小さな村、イベント、郷土料理レシピなどを発信・個人旅行の提案を行うサイト・トスカーナ自由自在を運営。
デカい・黒い・よくしゃべるので、日本人には見られないコテコテ関西人。

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