イタリア・トスカーナ専門コーディネイターのトスカーナ田舎暮らし

日常生活から仕事、イタリアの笑えない話など、人口1800人のド田舎から日々の生活を綴ります。

トスカーナ料理

超観光地で「良いレストラン」を見つけるためには?

イタリアでは幸い、「食事がマズイ!」「ハズレ!!」というのはあまりないですが
超観光地では店自体も多すぎるし、いわゆる「観光客目当て」のレストランも多く、
手抜き&ぼったくり(とは行かなくても、場所柄高い)・・・
そこから満足できるレストランを見つけるのは、なかなか難しいものですね💦
それでも今は、トリップアドバイザー(口コミ)、旅サイト、
現地在住日本人や実際行った人のブログなど、
日本語の情報も溢れるほどあるので、かな~り助かってます。

しかし、それでもなかなか見つからなかったら・・・

広場やメインストリートから出て、路地に入ってみる

今回の「超観光地」は、サン・ジミニャーノ、世界遺産の塔の町です。
冬なのでさすがに観光客もまばらでしたが、春~秋は歩いにくいほどのスゴイ人!
先週のモニターツアーで行ったのですが、タイムテーブルが流動的だったため
事前に調べてこなかったのです。
メインストリートから脇道に出てくるレストランの標識を見て
いくつかメニューなどを見て、決定したのが、La Bettola del Grillo 2

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とりあえず、5名で5皿をシェアしました。

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前菜はブルスケッタの盛り合わせ。

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サフランのリゾットに、ピチのキアーナ牛のミートソース
 ここで初めて知りましたが、サン・ジミニャーノはサフランが特産だそうです!
  偶然にもこんな動画も見つけました。
 ピチはシエナ特産のうどんのようなパスタ
 キアーナ牛はフィレンツェ風Tボーンステーキに使用される高級牛

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うさぎとオリーブのヴェルナッチャ煮込み、トスカーナサラダ
 ヴェルナッチャはサン・ジミニャーノ特産のDOCG白ワイン

どれも上品な味付けで美味しかった&一品一品の価格も普通
(メインストリートの別のあるレストランはここの1.5倍ほどでした)
特にリゾットがクリーミィで大満足!

もちろん広場やメインストリートのお店がマズイ&高い、訳ではないし、
路地のお店が美味しい&安いわけではないですが、
迷ったときには、1つはずれた道に入ってみることもおススメします☆
あとは野生の勘ですね(笑)

トスカーナでお店に迷ったらこちら(これからもっと充実させますねー)

フィレンツェでハーフサイズが選べる店はこちら
たくさん食べられないけど、いろいろ食べたい人にはおススメです♪


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料理のレパートリーを増やす、もう1つの方法

レストランで聞けなかった場合でも、
気に入ったものは自分で再現してみること!


長男の発熱により急遽自宅で過ごすクリスマス・・・💦
前夜は軽めしたい&そしてちょうど余っていた食材も利用できたので、
このレストランで食べたミネストローネを再現してみました。

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これぞザ・トスカーナのパンと黒キャベツの豆スープ!
リボッリータの簡易版みたいなものですが、豆スープはこのレシピをベースに
野菜ブロードでかなり薄めて、そこに刻んだ黒キャベツを煮ただけ。
器の底に固くなったパンを敷いて、あっつあつのスープを注いで
粉チーズと新オイルをかければ・・・けっこうなご馳走です💛

他にレストランなどで食べたものを再現したのは、こんなんとかこんなんとか・・・
こうやって再現して初めて自分のレシピとなるので、
家でもやりたいなーと思ったらメモ&早めに再現してみると良いですよ。


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トスカーナで「ポレンタ」、どうやって食べる?


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そもそもポレンタって何?ですが、とうもろこしの粉を使った料理、
あるいは、粉自体をポレンタ、と書いて売っている場合もあります。
(TOP写真のポレンタは、ばーちゃんルーマニア人ヘルパーさんからもらったもの)
WIKIPEDIAコトバンクの各解説:「北イタリアを代表する料理」で、
お湯にとうもろこしの粉を混ぜて、コトコト煮込んで練り上げたもの。
実際に、ロンバルディア州、ヴェネト州、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
に旅行へ行くと、付け合わせが絶対っていうほどポレンタ(笑)です。

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フリウリへスキーに行った時も、ポレンタ三昧でした。

しかし、トスカーナでもよく食べるので、
私は北イタリアを代表する料理とは後で知った話。
おそらく、ばーちゃん村のあるアミアータ山とか山間部で、が多いかな?
なので、インスタやFBページでポレンタの写真をUPしたとき、
「え?トスカーナでもポレンタ食べるんですか!?」と聞かれて驚きました。

では、トスカーナではどうやって食べるのか?ですが、
一番代表的なのが、やはり、肉系のソースと一緒にワンプレートで。
家庭などで差はあれど、割とトロトロした感じのものが多いです。

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おらが村の9月祭では、地区対抗・ポレンタコンクールではいろんなソースの食べ比べ。
ソースの代表的なものは、イノシシ、鹿などのジビエ系の肉ソース。
あとは普通にラグーソースか、チーズ・こしょう・オリーブオイルをかける時も。

それが余ったら(あるいはそれ目的で作るときもあるけれど)、固くなる前に
熱いうちに四角い容器に入れて冷ましておきます。

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これをおもちみたいに(笑)四角くカットして、揚げるか、
レンジまたはフライパンでカリッと焼いて、クロスティーニのパンの代わりに。
すぐに食べられないのであれば、カットした状態で冷凍保存もできます♪

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レバーパテのレシピはこちら♪

このように、トスカーナでは前菜かプリモでポレンタを食べます。
付け合わせとしては、北部のような焼いたポレンタではなく、
プリモに近い形で、どろっとしたポレンタが肉の煮込み料理に添えられます(私調べ)。
しかしイタリア南部でポレンタ、って聞いたことないな・・・
イタリア南部で食べたことある方、どんな食べ方したか、教えて下さ-い!


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美しいピンクのマーブル模様の豆「ボルロッティ」の味は・・・?

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先日のダニエーラの料理教室で出てきた食材で、右端に写っているこの豆。

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肌色に鮮やかなピンクがマーブル模様が入っていて、とても美しい・・・
名前は BORLOTTI ボルロッティ= クランベリービーン。
見たことは何回もありますが、何気に食べるのは初めてかも?
今回はシンプルに茹でて、だったので、その味がそのまま味わえるとあって、興味津々・・・

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残念ながら火を入れると(特にイタリアでは、くったくたに茹でるので)
キレイな模様はほとんど見えなくなってしまいましたが💦
少しの塩とフランチェスコの搾りたてオリーブオイルを垂らして食べると・・・

「金時豆やん!!!」

なんか見た目全然違う(イタリアンな豆と超日本的な豆)のに、
やたらウケて笑いが止まらなくなってしまいました。

トスカーナ人は「豆食い」と呼ばれるほど、豆が大好き、
その多くはカンネッリーニ(白いんげん豆)、チェ―チ(ひよこ豆)、
レンティッケ(レンズ豆)、春にはそしてピゼッリ(グリンピース)、
そしてバチェッリ(ソラマメ、他の地方ではファーヴェと呼びます)も。
サイトにも下記のトスカーナ郷土料理レシピを掲載していますので、
気になる方は覗いてみてくださいね★
リボッリータ
豆のミネストローネ


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野菜もオイルも卵も、そして肉も全部自家製!~ダニエーラの料理教室

前日にオリーブオイルの搾油所見学絵付けを体験されたお客様の
2日目は・・・ダニエーラ宅での料理レッスンです!

ここの料理レッスンの特徴の1番は、やはり食材。
他の料理レッスンも食材にこだわっているところが多いですが
ここはこだわってる、というより、昔から家族代々やってる普通のことなのです。

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キッチンに置いてあった食材の一部、ブロッコリーも豆も、そしてクルミも!
リコッタチーズは市販のものですが、飼っているヤギが出産した後
4~8月はお父さん・フランチェスコ手作りのチーズに変わります。
他にトマトピューレ、じゃがいも、卵、オリーブオイルも・・・
そして野菜や卵が自家製なのは田舎生活ではまぁよくあることですが
ここはメインのお肉も(もちろん日本からのお客様用であって、毎食ではないでしょうが)
自家製だということ・・・前回はヤギ、今回は鶏の命をありがたく頂きました。

お客様にご希望を伺ったところ、今回も手打ちパスタメイン、ということだったので
前回と同じく2種のパスタを手打ちすることになりました。

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卵が大きめなので、500gの粉に卵4個。
他の料理レッスンプログラムではパスタマシーンを使用するところがほとんどですが
ここでは昔ながらの麺棒で!

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生地を伸ばしたら、具を詰めていきます。
1つ終わったら、また生地を伸ばし、具を詰めるの繰り返し。
ダニエーラは生地のこねこねも超速だし、伸ばすの手際もすんごいんです。
その様子を、少しだけ動画でどうぞ!
それもそのはず!ダニエーラは週末はもちろん、平日も1~2日、
仕事から帰宅後に打つこともあるそうで・・・
イタリアン・マンマも兼業主婦も多くなり、手打ちパスタをする人も少ない中、貴重な存在!

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最後は、お客様も長い麺棒で巻き巻きテクニックに挑戦~しかもお上手!!

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そんなことをしている間、フランチェスコは火の番・・・
寒い中、炭火で鶏を焼いてくれていました。

こうしてできたメニューはこんな感じ。

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リコッタチーズ&ほうれん草のラビオリに、バター&クルミソース。

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ムジェッロ風トルテッリは、マッシュポテトの入ったこの地方のパスタ。

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メインは自家製の鶏の炭火焼き、野菜と豆はシンプルに茹でて、
前晩に搾油したばかりの自家製オリーブオイルをとろーりとかけて。
お客様とも言ってたんですが、この鶏肉、ふだん食べるのと全然違う。
変に柔らかくなくて、ムチムチプリプリの筋肉質の肉!

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9月の写真、今回はうす暗くなってもう小屋に入ってた鶏とホロホロ鳥

これだけ広い(とはいえ夜キツネなどに襲われるので囲ってますが)敷地で放し飼いだし
しかも勾配や岩もあって鍛えてるしね!とフランチェスコは笑ってました。

そして働き者のフランチェスコがいなくなったと思ったら、
鶏を焼いた炭火でまた、栗のローストを焼いてくれていた・・・

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更にフィレンツェの名物スイーツ、ズッパ・イングレーゼと、
ダニエーラ手作りのハチミツとシナモンをベースにした食後酒と、〆のエスプレッソも。

ダニーエラの料理レッスンの楽しみは料理を習う、美味しい夕食を家族と食べる
のお楽しみがありますが、今回のYさんは更に・・・明日の更新に続きます♪


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くみこ

フィレンツェ郊外の田舎にダンナ&息子2人で暮らす。通訳・翻訳、トスカーナ専門のコーディネイター・ライターの仕事をしつつ、愛着を持つトスカーナの田舎や小さな村、イベント、郷土料理レシピなどを発信・個人旅行の提案を行うサイト・トスカーナ自由自在を運営。
デカい・黒い・よくしゃべるので、日本人には見られないコテコテ関西人。

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